01-31-2006 (火)

§ 鬱ってる日々割れ

 ピアス穴2つ増。左右1つずつで右3、左6に。流石に6つ穴開いて何かくっつけてるとそれなりに「もう充分かな」と思ったり。拡張は後が面倒というか、ピアス外したくなった時に困るし、今はそこまでやらなくてもいいかな、というところ。因みに今回初めて軟骨に通してみたのだけれど、軟骨とはいえそれはやっぱり他と較べたら固いのでニードル刺してる時になかなか通らなくてこのまま中途半端に刺さった状態で動かなくなったらどうしようと思って少し脂汗が出た。痛さは他とさほど変わらないのだけど。寧ろ軟骨の方が痛くないぐらいかも。

 障害者自立支援法の更新手続きとやらに行ったりもしてきた。障碍者なので。心情的に優生思想きらいだけれど、それだけじゃなくて存在自体が優生思想と対立してる。劣等種ですからね、けっ。くっだらねえ『非モテ』話にちょっかい出すのもたぶん劣等種、というか、真面目に云うと『健康な』社会からはみ出してしまう存在としての、なんつーか、共通するものとか、『健康さ』に対抗して生きてく為のヒントとか、ぶっちゃけ共闘も?視野に入れて?いやめんどくさいから闘わないけど(そろそろ真面目に云えなくなってきた)、まあとにかく、そんなんがあるのかなーとか徒な期待を捨て切れなかったりするからで。
 結局何ひとつ見付かりゃしねえけどな。っつか変な期待し過ぎか。僕が莫迦なだけ。

 現在癲癇の治療に集中とのことで抗鬱剤切ってるからいろいろ支障を来してますよ。っつかこれ鬱だからなのか判らないけど、寧ろ癲癇の症例っぽいけど、汚言が出るのをどうにかしないと。今日買い物に行って近所のスーパーで可愛い店員さんとすれ違う時にぶつぶつ云ってるの聞かれたかも。ああもうきっと印象最悪。別に其処でどうこうしようという下心がある訳でもないけれど、やっぱり一寸がくり。ああほんとがっかり。っつかほんと心底どうでもいい話ですね。

 あ、よくある話なんですけど、別に鬱だからって「ネットやめろ」とかはあんま云われませんよ。まあ精神衛生上良くない要素が多分にあるってのは僕も感じるけど。っつかそんな患者の私生活いちいち把握して規制する医者は珍しいでしょ、きっと。適当なこと云って後は必死で帳尻合わせてれば2週に1回の診察でそんなに立ち入った部分まで見抜ける訳が無い。特別にカウンセリングとか受けてるとか(*1)入院してるとかならまた別だけれど。

*1: 僕も以前暫くカウンセリング受けてたんですが、治療方針の転換とその他有耶無耶のうちに今は受けなくなりました。まあお金掛かるし

01-28-2006 (土)

§ やる気出ない。

 ほんとはサイトのHTMLとCSSを見直さなきゃいけないんだけど、どうにもその気になれない。自分の環境でちゃんと見えてるから切迫感に欠けるんだと思う。Win+IEとか大きらいだ。この世から消えればいいと思う。

 最近いろんなサイトやらブログにちょっかい出してはびくついたりしてるのだけど、昔から僕のこと(オンラインで)見てくれてる人に云わせると「名指しで他人のこと批判できるようになるなんて、成長した(要約)」だそうで。他にも「最近(いい方向に)変わった」とかいう声も。
 ……よくわからないや。まあ確かに『反論を覚悟して書く』部分は増えたのかも。けど単純に気に入らない対象がオンラインに増えてきてるだけ、って面もあるしなー。
 いずれにせよはてなブックマークから来てる人(*1)はうざったい。別に規制するつもりも無いし、批判する筋合いも無いけど、鬱陶しいので呪詛でも書き付けときます。くたばれ。

 僕の周りには『女の子好き』の女性が多い。そしてそれを隠さない。
 で、思ったのだけれど、女性が「可愛い女の子が好き」と大っぴらに表明しても、それはセクシュアルな問題として観られることはあまり無いのに較べて、男性が「可愛い男の子が好き」と表明した場合、多少周囲の男性から距離を置かれることを覚悟する必要があるんじゃないかと。
 要するに女の子好きの女は『普通』だけど男の子好きの男は『普通じゃない』という感覚がありそうだ、と。個人的な経験則だけれど。
 で、ジェンダーやらセクシュアリティやら『見る性/見られる性』やら、そういう文脈でたらたら考えてた時に、自他ともに認める『女の子好き』のいづみ女史から偶々電話があったので一寸訊いてみたところ、明快なるお答えを頂いた。以下。

 「やっぱり女の方が『いい』んじゃない?」

 うーん、やっぱりそうなのかな。なんかそんな気もしてたんだよね。僕自身の感覚として、「女になりたい(*2)」と思うことはあっても、そこで好きになる相手はやっぱり女のような気もするし(*3)。例えば絵の題材として女性ばっかり描いてるってのもそういうことなのかなあ。
 あ、『女体』って言葉があって『男体』が無いってのは重要っぽいニオイがする。

 取り敢えず最近流行ってる(らしい)『女装ショタ萌え』は解らん、と。いや、『妹萌え』とか『姉萌え』の時点でいまいち解らなかったんですけどもね。だから萌えオタに「シダはオタクじゃない」とか云われるのか。萌え絵描けないしな。

*1: だけじゃないけど。取り敢えず『揉め事』とか『非モテ議論』の筋で関連記事だけ読みにきて通り過ぎる人全員
*2: つーか、ぶっちゃけ男はもうやめたい
*3: まあこればっかりは判らないけれど。美少年/美青年萌えもあるしなあ。ごついおっさんも個人的に好きだったりはするけど、『いざ』という時に自分がどういう反応示すかはわかんない

01-27-2006 (金)

01-26-2006 (木)

§ お買い物その他

 PEACH-PIT『Rozen Maiden』6巻、初回限定版を購入。態々探して、通常版との値段の違いに30分ほど悩んだものの、「まあ誕生日だしな」ということで(*1)。で、革製ブックカヴァ付きなんですが……いや、可愛いですよ。それはもう。久々に真紅原理主義の心を取り戻すぐらいに。でも……使い道無いよな。

 ところで、少し前の妹との会話。
 妹「お兄ちゃん真紅好きそうだもんねー」
 俺「いや、確かに真紅も好きだけど、最近は蒼星石かな」
 妹「それこないだライブ(*2)で声やってる人見たからじゃないの?」

 ……なかなか鋭いな妹者よ。ということで、その森永理科女史が歌っているfunction code();のミニアルバムを買うかどうか悩みどころ。いや、一応買うつもりで他の支出を抑え気味にしてたのだけれど、寒さにより瓦斯代が9,000円近くなり、計算が全部狂っています。先月は3,000円台だったのに。意外な落とし穴が。喫煙やめて、しかもダイエット中なのでデザート・お菓子類も減ってそれなりに家計は余裕が出てる筈なんだけどなあ……あ、最近本買ってるからだ。いや、いいけど。本は煙草と違って残るし。

§ 罪無き者は石を投げてもいいの?

 半分自分用メモ。

 別に特定の事件や特定の個人について、という訳でもなくて(僕自身は或る程度意識してたりはするけれど、そういう読み方をして欲しくはない、ってことで)、例えば何がしかの事件の容疑者、または被告に対して、関係者でもなんでもない人が「許せない」とかそういうことを云う。
 もしくは有罪が確定した瞬間に快哉を叫び、無罪、或いは量刑が軽い場合は怒りを表明する。

 まあ自分にもそういう部分、それに同調する感情はある、と認めた上で。

 なんだよそれ、と。
 あんた何様だよ、と。いつから他人を裁けるほど偉くなった?と。

 これが被害者やその遺族ならまだ話は判るけれど。部外者が許すとか許さないとか、意味わかんねえ。いや、判るけど認めちゃいけない気がする。それを認めたら、私刑を認めるのと同じだ。
 人は人を裁けない。人は罪を規定できない。だからこそ『上位のレイヤー』としての社会なり宗教なりを設定して、其処に刑法を制定するんじゃないの?

 「罪無き者のみ石を投げよ」と昔どっかの偉い人が云ったそうで。
 けど、そこでほんとに石投げちゃったらその瞬間からその人も罪を負うんじゃないの?

 自分が罪に堕ちてもどうしても許せない相手がいる、というならともかく。
 取り敢えず、安全圏から他人を叩くのに、せめて『正義』を名乗るのはやめましょうよ。それって考え無しに「きんもーっ☆」とか書き散らしたどっかのバカガキ以下だと僕は思うんだけどな。

*1: 一応予定としては最初から限定版のつもりでいたんですけどね
*2: 1/4『EViLROLL』於O-EAST

01-24-2006 (火)

§ 遠くからちょこちょこと蛇に足を付ける作業

 取り敢えずここ数日の件に関して、「傍観者に戻る」と云った手前また触れるのもやや憚られたりはしつつ。

 やっぱこの人(fromdusktildawn氏)腹立つというか気持ち悪いというか理解し難いというかいやたぶんこれ腹立つのって寧ろ理解できちゃうからか?同族嫌悪?なんてことをこちらのcrowserpent氏の記事を読んで考えたりしてみた。
 今回のfromdusktildawn氏(以下f氏)の論調(というか)というのは、『相手を矮小化する(僕に対するトラックバック記事)』、『論点をずらす(各所でやってて挙げるのも面倒。上述記事のコメント欄でも)』、『自分が本気じゃないことをアピール(「遊びなんだから」「あんまり反撃する気がわかない」発言等)』の組み合わせと読めて、それで「腹立つ」とか「気持ち悪い」とか思ったんですけど、結局これらの方法論の向かう先はひたすらf氏自身の自尊心を守ることなのかな、と。結局この人『負け』を認めて自分が傷付くのが怖くて堪らないんじゃないのかな、なんて読み筋で読んでみたらあら不思議まるで自分を見るようだわ。醜く肥大した自尊心。ついでにこれ或る意味ですごく『非モテ』や『喪』っぽいですね(はてなブックマークでも誰かが指摘してたような気もするけど。気の所為?)。

 必死で理論武装して、お題目を並べて、それで守りたいものって何なんだろ。自己目的化した自尊心だけしか残ってないならなんにも無い方がまだましかも。ああでも『ほんとうに守りたいもの』って何処にあるんでしょうね。僕も結局『なんにも無い』からわかんねえや。アルフォンス・エルリック(*1)だってほんとに空っぽじゃあないってのにちぇー(*2)

 今回僕が好運だったのは、結果として一番面倒で疲れる部分をcrowserpent氏が全部引き受けて下さった形になったということで。傍観者視点で見てても消耗するような遣り取りを見事に捌いたお手並みに敬意を表します。あ、きっと僕からの感謝などは想定すらしてないと思うので、敢えて表明はしませんけど。

 しかしこんな「読むだけで滅入る」文章ってのがごろごろしてんですかね最近のウェブには。今まで僕が気付かなかっただけ?それとも僕が弱くなった?覚悟氏と同等か下手したらそれ以上の破壊力でしたよ(あ、ほら『喪』に繋がった)。

§ 薔薇のお庭で戦闘モノ

 『トロイメント』11話、どうにか観る機会に恵まれ……でも観たらやっぱり鬱展開。金糸雀に軽く泣き。意外なキャラに泣かされるなこのシリーズ。

 何が鬱だって、『お父様』が『視聴者である自分』と重なるという。ラプラスの魔プロデュース・戦闘美少女劇『アリスゲーム』の視聴者としてのローゼン/自分。其処に於いてジュンはローゼンのネガ、というか、視聴者の苦しみ、悲しみサイドの象徴と考えると彼の無力は或る種の必然。うわブルゥだわ。

 だからこそ、最終的には僕はジュンに一縷の望みをかけるしか無い訳で。引っくり返してくれよひきこもり中学生。頼む。それで視聴者たる僕とローゼンの癒着関係が消える訳では全然無い、というか寧ろ強まるのかも知れないけれど。ぶっ壊して下さいよほんとに。あああ鬱だ。

§ お誕生日

 でした。妹からお祝い電話。その他お祝いメール3通(*3)。僕は毎年誰の誕生日も祝わないのに。有り難い話です。っていうか自分の誕生日すら電話で祝われるまで忘れてた。

 ということでまだお祝いは受付中ですよ、という告知。お返しの要らない人のみ。

*1: 『鋼の錬金術師』の登場人物。鎧の中に魂だけを定着させられている。しかし「エルリック」という固有名詞にメルニボネの皇子以外の人物が当てられるのは云々(以下延々と無駄話)
*2: 繰り返しますけどこれ自分にも向けてますよ、為念
*3: 2通かと思ってたらチェックしてなかっただけでもう1件来てた。意表を突かれ、すごく嬉しい。もちろんコメントなども嬉しいです

01-22-2006 (日)

§ やれやれ。

 取り敢えずさっさと逃げる体勢だけは常に崩さないんで、此処も炎上したりアクセス爆発したりせずに済んでます。っつか今回は素でびっくりしたけど。だいたいそんなことより今の僕には『ローゼンメイデン・トロイメント』11話(*1)の方がずっと重要だし、そういう姿勢はたぶん今後も崩さない、んじゃないかと思われますよ。

 なので、もうすっかり済んだことのように書く。しかもまとまり無く。
 ソーシャルブックマークからのアクセスってなんだか感じ悪いなー。なんでだろ。会員制みたいになっててこちらから『見えない』のもそれはそれで気に障るし、はてなブックマークみたいなのも結局『見える』だけで、「ああなんだかみんながクネクネしてるなあ」などと思ってしまったりして何とはなしに気分が良くない。つか『みんな』なんていうほどの人数にブックマークされてたりはしないけど。まあ、新しいものに慣れてないだけで、きっと来年頃には然して何も思わなくなって、再来年ぐらいには自分でも使い始めるんじゃないかと。で、その次の年にはまた「こんなのダメだ」とか云い出す。

 しかし、ちょこちょこ自分から『非モテ』話題に絡んでる僕が云うのもなんですが、はてなの人たちはほんとにどんだけ『非モテ』が好きですか。いや違うな、はてなの人がみんな『非モテ』のこと見てる訳じゃないんだけど、見てる人はほんとによくもまあ、ってぐらいチェックしてる。もうなんかあれですよ、非モテサーフィン。ウェブ=『非モテ』の話題ってぐらいになってんじゃないですか?そこは何と云っても『キーワードでつながる面白ブログ』だから効率よくお求めの話題を探せたりするんだろうし(*2)。だいたい何か云う人って集中してるしね。
 そんでこの手の話題とか議論とかクネクネとか探すのに、今のはてなはすごく便利になってると思う。中で一寸固まってるブログ群見付ければ内部での遣り取りだけじゃなく外部に言及することもあるし、何よりはてなブックマークで適当なタグの検索すればはてな内外を問わず「取り敢えず押さえとく」程度の記事は一通り見付かるんじゃないかと。いや自分使ってないから適当に云ってますけど。
 たぶん『キーワード』『ブログ(ダイアリー)(*3)』『ブックマーク』を組み合わせた謂わば『はてなシステム』があれば、基本ウェブは網羅できちゃうんだなあ、と(*4)。はてなに「住んでる」人は殆ど「『外』に出ずに(*5)」ウェブ上の話題にはついていける……こう云って理解して頂けるか自信が無いんだけれども……何というか、「日本のウェブは全部はてなの延長」になっちゃってる、或いはなりつつある、という感じ。Google専制というのも怖いけど、日本の場合はてなの方が強力な存在になってきてるんじゃないかな、と。
 単に感覚だけで「あーはてなキモっ」って云ってるだけ、ってのも半分ですけどね。いつもながら。

*1: 来週までにどうにかして観なきゃ!そして来週は最終回!
*2: 実際『非モテ』キーワードから来た人がいましたよ。何故だ
*3: とRSSもあるか
*4: アンテナもあるしね
*5: 意識の上では

01-21-2006 (土)

§ 困った。

 ただでさえ『ローゼンメイデン・トロイメント』を見逃して精神的に落ち込んでいる時に、というのはこちらの勝手な事情なのだけれども。

 えーと、昨日の日記に付いてるトラックバックが、素で、怖いです。或る程度の反論とか反感とかはそりゃあるだろうと思ってたものの、ここまで高いテンションで反発があるとは思ってなかったので。寧ろ適当にスルーされるかなー、ぐらいに思ってたのでほんとにびっくり。

 えーと、それともこれはあれでしょうか、『釣られちゃった』という状態なのでしょうか僕は
 あ、「大脳新皮質」に関しては確かにこちらの誤りです。これに関してはご指摘感謝します。

 で……後はどう反応しましょうかね。ぶっちゃけた話「まずいもんに触れちゃったなー」とか既に思ってるんですけど。

§ 無条件バトン

 久し振りにこっちでバトン。kajiさんから回ってきました。激しく時宜に外れてる気もしますが、其処は如何せん『無条件』バトンですから、こういう時こそ答えるべきかと。

*無条件にときめく〜な3人

 櫻井敦司
 まず真っ先に浮かびます。もうこれは仕方ないです。

 岸田今日子
 『ときめく』とは違う気もしつつ、『無条件に』と云われたらなんかこの人が浮かびました。

 ひみつ
 内緒です。

*無条件に嫌い(どんなものでも)3つ

 動きの速い無脊椎動物
 強靭な骨格が感じられない動物は概ね苦手ですが、素早かったりすると始末に負えません。大騒ぎして潰して、その後で1日ブルーになりそう。

 大海原
 何故か苦手です。広所恐怖と、泳ぎが苦手な所為かと。どっち向いても水平線とか、気持ち悪い。

 黒板に爪を立てた時の感触
 音じゃなくて、自分がやった時の感触。

*無条件にお金をかけられる5つ

 ……無いです。本とCDとライブと服とその他の遊び、あちらを立てればこちらが立たず、無条件にはできないものです。

*無条件に好き(どんなものでも)3つ

 植物一般

 怠惰

 不定

*無条件に回す5人

 じゃあもうこの際此処見ちゃった人全員、とか云ってみる。

§ なんで『困った』のか

 件のトラックバックの話の続き。
 結局この異様にハイテンションな記事を(びくびくしつつ)読み返したんですけど、これってやたら長い割には「この俺様の記事にこういう反論をするのは文化人類学かぶれの莫迦がヒスってるだけに違い無い、やーいばーかばーか」ぐらいの内容しか読み取れないんですけど、読解力低いですか?まあディベートがお好きなようだ、ってのはよく判りましたけど。

 というか、僕が何か云うより既にコメントで的確な突っ込みが入ってるので、そっちを読む方がためになります。前回記事で僕が云いたかったことはcrowserpent氏のコメントで云い尽くされてるので(つまりは僕もこういう風に真面目に突っ込めばよかったんでしょうね。最近の『人間力』云々やら『生物学的』な言辞に辟易してたので、ついああいう茶化した書き方になった、という点では、fromdusktildawn氏の「やーいばーかばーか」を否定できないなあ、と反省)。

 どっちにしても、動物行動学の引用から全部『本能』やら『遺伝子』に繋げる言説(そしてそれは最初に僕が『茶化した』記事をなぞってるだけ)(*1)を繰り返してる以外にはほぼ何も云ってないに等しい記事にしか読めないし、肝心なところの批判はcrowserpent氏が僕よりも余程上手にやってしまっているので、僕としてはもう云うことが無くなっちゃいました。っつか本来は僕に対する不正確で不当な(*2)『悪口』に反論した方がいいんだろうけど、それも子供の喧嘩みたいだしなあ。めんどくさいです。

 ってことで、今回はおしまい。後はまた傍観者になりますよ。

*1: 僕自身も素人なので、的確な批判ができないのがもどかしいですな
*2: でも前述の通り、僕の最初の書き方にそれを誘発する要素があったことも確かなので、相手方だけを責めるのも悪い気がします

01-20-2006 (金)

§ 何処から突っ込めばいいのか

 ええと、久し振りにきっついの見ました。『非モテ』の人たちがこれにどう反応するのかが楽しみというか。この記事なんですけどね、もともとは「自分たちの時代はファッションなんかでモテ/非モテは決まらなかった」というところから始まって、『モテ』基準に関する議論になってるんですけど……。

 最初に云っとくと、僕その辺は興味ありません。どうでもいいです。

 ただ、あまりにストライクゾーンというか……ほんと題名通りの気分で。『本能』『生物学的に』『人間力』と、僕にとっての危険単語が頻出です。何処から突っ込もうか、と。取り敢えず笑える箇所を引用してみます。

少なくともぼくの周囲では、生物学的な意味で、メスにとって優れたオス(筋力も運動能力も高く、健康で、明るく、エネルギッシュで、頭の回転が速く、鋭い感性を持った、高収入で、組織的内での地位が高く、抜け目がなく、強力な人間を味方につけられる、女性に対してやさしく、裏切らない、誠実な男性)が、モテています。あくまで、そういう、「生物として優れたオス」であることが、モテの主要因であって、「お洒落」なんて、かなり周辺的な要因でしかありません。

 ええと、「明るく、エネルギッシュで、頭の回転が速く、鋭い感性を持った、高収入で、組織的内での地位が高く、抜け目がなく、強力な人間を味方につけられる、女性に対してやさしく、裏切らない、誠実な」って、生物学的因子だったんですか?初めて知りましたよ。これって、確かに先天的な適性も関係するけど、そもそも評価基準が特定の文化コードに沿った社会学的側面の強い因子だと思うんですけど。だいたいこれを『生物学的』と云っちゃったら、世の中に生物学的じゃない因子なんて存在しなくなっちゃいますよ。『学習』ってものを無視してるとしか思えない。竹内久美子だって此処までは云わないんじゃないですか?知らんけど。っつかさ、此処まで「生物学的な意味」を拡張しちゃったら、「お洒落」もその中に包含できちゃうんじゃないですか
 そしてお約束の本能礼賛(元記事ではこっちが先に書いてあるんですが)。

もちろん、われわれはもはや、原始人の生活を送っているわけではないすから、原始人のメスのオス選択基準を、を現代日本人のメスにそのまま当てはめるわけにはいきません。しかしながら、生物学的な本能のレベルでは、こういう情動が蠢いており、それをまるっきり無視した価値基準でオスを選ぶということも、とても考えにくいことだし、それがあったとしても、それは本能という基盤を持たない薄っぺらなものでしょう。

 ……やー、なんだか大脳新皮質の存在意義を根本から否定するような文章の奔流ですよ。僕も生物学は素人なんで、一寸誰か突っ込んであげて下さいほんとに。

 で、とどめは『人間力』ですね。この辺hazama-hazama氏とか突っ込んでくれるといいんだけどなー。っつか「『生物学的に』とか『本能として』自然だから、それが正しい」というのは『自然主義的誤謬』というらしいですよ?
 だいたい『人間力』に限らず、ひとつの価値観だけを主流とし、他の価値観を認めないというのは(本来、人間力を高める方向で働く社会的圧力ってそういうことですよね?)、多様性を維持することによってリスクマネジメントを行うという『生物学的』方向性に対立すると思うんですが、どうでしょうね。

 そして、ここまでトンデモ臭が漂うステキ記事であるにもかかわらず、結論の

(1)お洒落はモテの主要因ではない。
(2)お洒落がモテの主要因であるというのは悪い事だ。

 には賛成できちゃうんですよねえ。そこがまためんどくさいというか。

§ 折角だから『非モテ』ネタにも触れましょうか。

 今更ですけど、『非モテ』ってさ、『もてないこと』が問題ではないんですよね。普通に『もてない』だけだったら僕だって充分もててない訳だけれど、というか大多数の人はそんなにもててない筈なのだけれど、諸般の理由(*1)により『非モテ』の中には入れて貰えないらしいし。

 で、重ね重ね今更なんですけど、やっぱこの『モテ/非モテ』という対立軸は問題を解りづらくしているだけだと思うので、『非モテ』という呼称は廃止した方がいいんじゃないかと思う次第。キャッチーなのは認めるけどさ、『もてない』という否定形のところにアイデンティティ求めてたら結局『恋愛至上主義』の掌の上じゃない?

 ってことで、新しい呼称を考えました。

 『キラワレ』

 ……いや、悪意じゃない、ほんとに。だってさ、ほんとに社会から疎外/迫害されてると思うなら、この程度の名乗りはしちゃってもいいんじゃない?と思うんだけどな。
 ただ単に「もてたいけどもてない」のが苦しい人は『非モテ』でもいいけどね。恋愛至上主義に乗れず、しょうがないから降りようとして、なのにそれを許さない周りの圧力に苦しんでる人なんかは、これくらいの名乗りを上げて欲しい、と個人的に思っちゃったりするのです。宣戦布告っぽく。

 はてなキーワードになったりしないかなあ(夢想)。

*1: 過去に恋人がいたことがある、女性の友人がいる、非童貞である、など

01-18-2006 (水)

§ 霧の中200マイルのロケットライド

 とてもとても情緒不安定なので待ちガイルに徹してしゃがみソニックブーム。でもサマーソルトキックは7割不発。

 久し振りにペペロンチーノを食べたのは金が無くてスパゲティ以外に食べるものが無かったから。一応体重は54kg近傍で安定しているものの、この投げ遣り感というかモチヴェイション低下は一寸まずい気がする。このままだとまた顔が丸くなりそう。あああやだやだやだ。ネガティヴが嗤う人々はもう手のなーかーにーいーるぅー。僕の人生なんて引用ばっかりですよ。どっちを向いても獣のように生きていくだけ。でも顔が丸くなるのはやだ、というか、顎の辺りが緩んでくるのが耐えられない。別に痩せてたって然して綺麗な顔でもないのにね。

 速度が足りない気がする。ヌルいコメントを全部置いてけぼりにするぐらいの速度を!議論の余地も無く、明瞭に別方向のヴェクトルを!全てのしがらみをすり抜け身を躱す速さを!
 なのに嗚呼この鈍重さよ非力さよ。世界を憎むほどの想いすら今はもう失せて。

 死よりも生命よりも真実よりも速く、凡そ思い付く限りの嘘を撒き散らして駆け抜けたらその先に千尋の谷が待っていても後は加速してばいばい。

 明日には忘れるんだし。

01-15-2006 (日)

§ 時々何を血迷ったかこういうことを

 それなりに大きな両手鍋の八分目ぐらいまでなみなみと

 白菜。一口サイズに切って。

 切ってる最中、既に悪い予感というか、1人で食べるにはやや非常識な量だとは思っていたけれど、まさか鍋が埋まるとは思わなかった。そして更に肉が350g。食材これだけ。煮て、キムチ味のたれで食べる(たれはキムチのもとと出汁と醤油を適当に)。

 食べた。

 胃が膨れている。何がダイエットやら。

 それでも動く気力は出ない。

 取り敢えずココアを『聖さま仕様(バンホーテンを砂糖抜きで)(*1)』に作って、向精神薬を飲む。なんだか今なら幾らでも食べられそうな気さえする、というか『聖さま仕様』とか痛いことをほざくヲタはもう太れ!太っちまえ!

 嗚呼それでもせめて、見目かたちだけでもできるだけ整えていたいのです。別にもてたいとかそういう理由ではなく、単にこれ以上自分をきらいにならずに済むように。

 因みに『聖さま仕様のココア』とか度し難いヲタ発言をする自分はそんなにきらいじゃないです。だからこそ度し難いのだけれど。

*1: 『マリみて』。確か聖はバンホーテンが好きで砂糖は入れない、という描写が何処かにあった……んじゃないかなあ。曖昧

01-14-2006 (土)

§ 涙はさぁ、地獄に落ちてく雨のように

 まともに眠る気になれず食べてばかり。なんだかもう全部無理な気分。
 いや、別に雛苺が止まっちゃったからってだけじゃなくて。

 ファミリーレストランで32条更新の書類に記入したりしていた。何故なら家の机があまりに散らかっているから。

 現在、実家から奪取してきた布団乾燥機で布団温め中。

 ぬるま湯につかりながら「死ねばいい」と呟く。
 「ぬるま湯につかりながら死ねばいい」と呟く。
 どっちでもいいや。

 死んだ魚の目をしてインスマウスに引っ越そうか、なんて考えてたりはしない。

 今吹き出物潰してたらきれいに芯が抜けたので一寸だけ気分が回復した。そんなもんです。

01-13-2006 (金)

§ 雛苺

 いろいろあったんですが雛苺のことを思うと今は何も書けません。こんなダメージ受けるとは。素で泣きそうです。どうしてくれますか。
 というか今日はそもそも蒼星石を悼む日になる筈だったのに。ヒナが……ああもう無理。駄目です。寝る。

01-12-2006 (木)

§ なんだかモデムの接続が悪い。

 午前中は通院。年末から少しずつ様子を見ながら薬を調整している状態。正月休み明けだからなのか、妙に混んでいて思いのほか時間を食い、結局昼過ぎまで。(僕にしては)手早く昼食を済ませ、急いで近くの本屋へ行き、予め書棚にあるのを確認していたグレッグイーガンの『万物理論』がまだ売れていなかったので購入。その際にふとスタージョンの『時間のかかる彫刻』が目に付くも、取り敢えず今度にしようと思いそのまま急いで障碍者作業所へ。一応これが仕事始め、か。

 夕方横浜の本屋で藤原薫『楽園』と、わかつきめぐみ『So What?』文庫版1〜3巻を見付ける。『So What?』は単行本が実家の方に揃っていた筈なのだけど。そして此処でもシオドアスタージョン『時間のかかる彫刻』が如何にも手に取ってくれと云わんばかりに少しだけ棚からはみ出しているのを発見し、結局買うことに。荷物を抱えて下北沢へ。

 お目当てはぐしゃ人間。しかし前日に届いたメールマガジンでメンバー自身が「入り時間もリハ時間もわからない」と書いてあるぐらいで場処が下北沢屋根裏ということしか判らず。結局なんだか早めに着いてしまって古本屋で時間を潰してみたり。時間決まってると遅刻するのに。っつーか其処で『So What?』文庫版4巻全部揃ってるの見付けて軽くがっかり。僕が4巻だけ買ったので、いつか誰かがあの本屋で「4巻だけ無えよ」と横浜での僕と同じ気持ちになるのでしょうごめんなさい。

 屋根裏ちっさ!ってか初めてだっけ来るの。あれ?
 取り敢えずぐしゃ人間はえらく格好良かったので今後皆さん注目するといいです。後は……まあいいや。それぞれそれなりに面白かったけれど。

 ……というのはもう日付にしたら一昨日の話。で、昨日と今日は内緒。っつか日付と時刻見て一瞬ローゼンメイデン・トロイメント見逃したかと思い違いをし、1人で「ファアアアック!S・H・I・T!3Freeeeeze!!」と大騒ぎしてたら放映は明日でした。心底ほっとしたロンリーデイズあふれる太陽蒼い孤独を手に入れたぶらいんどぶるぅぼぉーぉい(今iTunesのシャッフル再生で流れてた)。

§ ああそうだ

 体脂肪率がいきなり戻りました。というか前より上がってました。12.8%。あの一桁は幻だったのか。体重は順調に落ちてますが。
 少し鍛えないといけないようです。

01-10-2006 (火)

§ 桜木花道の知られざる努力

 今、僕髪の毛赤くしてるんですけど、それで気付いたことが。

 井上雄彦の『スラムダンク』という漫画は御存知ですか?御存知という前提で話を進めますけど、主人公の桜木花道の髪の毛、あれ相当金と手間かかってますよ?だってあの赤って普通に黒髪染めても出ないもん。脱色してから染髪してるはず。元々金髪が生えてきてるんじゃなければ。或いは元々赤い髪が生えてきてるんじゃなければ。
 でね、mixi日記で軽く触れたけど(*1)ブリーチした後の染色ってね、ほんと笑えるぐらいあっという間に落ちるんですよ。1週間ぐらい保てば御の字。

 ってことは。
 桜木花道は最低でも週に1回程度の頻度で髪を染めてるんです。そして根元が黒くなってきたらこまめにブリーチもしてます。坊主にしても赤かったしね。実は金持ちで毎週美容院に通ってる、という設定はやや無理があるので自分で染めてるんでしょう。意外にまめで器用ですね。後頭部に染め残しがあったりすると格好悪いので、家には三面鏡があったりするんでしょう。そして後半の赤坊主状態を維持する為には更に頻繁な脱色と染髪が必要な筈です。坊主だと根元の黒さが目立ちますから。
 日常的にブリーチと染髪を繰り返している為、彼の髪及び頭皮は相当傷んでいるものと推測されます。なのにことあるごとに頭突きです。自分も痛いんじゃないでしょうか。いや、男・桜木はそんなことは気にしないのでしょう。流石です。強い男は頭皮も強いのです。そうでなくては赤坊主にはなれません。

 いやでもあの桜木が毎週鏡見ながら染料頭に塗って染まるの待ってるのを想像するとえも云われぬ気分です。お前そんな時間あったらバスケの練習しろよ、と云いたくなります。でもまああの赤はきっと彼の自我同一性というか所謂アイデンティティとやら(一緒だよ)に直結するものなのかもしれないのでそこまでは云わずにおきましょう。

 因みに今僕が使ってるのはクイスクイス デビルズトリックのレッドムーンというやつです。イオンカラーというやつで髪に優しいらしいです。実際使ってみると結構赤くなるし、頭皮痛くならないのでいい感じです。他のヘアカラーと較べて安いし、素手で使えるから使い易い。ブリーチだけはやらないといけないけど。これで青とか緑系の色出るといいんだけどなあ。光と同じでエネルギー高い波長の色は難しいのか?(*2)

§ 過去を掘り起こしてみた。

 2003年分の日記を発掘してみました。抜けもありますが、記録の消えた白紙は始めから何も書かれていなかったのと同じ、ということで如何様にも脳内補完して下さい。ってか書いてあることも含めて全部勝手に解釈するといいです。取り敢えず今の自分は完全には当時の自分じゃないんだな、というのは判りました。他は知りません。単なる更新報告は削りましたが、他はコピペ(*3)なので当時のままで痛さ丸出しですがもういいや知らない知りませんあーがくり。突っ込みは受け付けません。

§ 達成

 体脂肪率が一桁になりました。9.2%。でも体重あんまり落ちてない。54.2kg。
 一応これで目標達成か。でも昨日まで11%とかだったので自分の身体に何が起きてるのか軽く不安。

 取り敢えず後はこの状態を維持できるよう頑張ります。ってか顔痩せしたい……。

*1: はいはい馴れ合い馴れ合い
*2: それはきっと違うと思う
*3: ウィンドウズ使ってる人は「コピ貼り付け」とでも云うがいいです

01-08-2006 (日)

§ ライク・ア・小学生

 日曜なのに早く起きてしまいました。まあ『早い』っても知れてるんだけれども。

 眠さにより素頓狂な行動に出がち。起き抜けなのに間違えて寝る前の薬飲もうとしてた。危険っつーか危ないっつーかヤバイかなりヤバイバリヤバイ女衒が暗躍して街が色。

 今、久々にEchobellyの『ON』を流しながら書いてるんですが、アルバム半ばにしてなんか既に泣きそうです。初めて聴いた時も泣きそうだったけど、あれから何年?下手したら10年ぐらい経ってそうなのに相変わらず泣きツボ。

 調べてみたらほんとに10年前だった。そして当時から変わらず泣きトリガー引く一節を引用。

Did they try to tell you you're strange?
Did they try to push you away?
Hold on.

Feed the fire, fan the flame
Till the world remembers your name
Till you find the fire that you see

Feed the fire, fan the flame
Till the world remembers your name
Something hot in a cold country

Echobelly "Something Hot In A Cold Country"

 で、歌詞打ちながらぼろぼろ泣いた。びっくり。最近こういうとこでほんと涙腺緩い。曲だけ、歌詞だけなら平気だけど、両方いっぺんに入力されるといきなり号泣する。っつかやっぱセンチメンタル過剰でしょうかね。

 号泣した後はひとまず年末のゴスイヴェントで買ってきたインダストリアル系のシングルでもかけて落ち着くことに。『トラックバック祭り』はもう少し続けたいんだけれど、取り敢えずはまた今度。

01-07-2006 (土)

§ 個人的なことこそが政治的である話。

 新春トラックバック祭り第1弾、というよりは去年言及できなかった分の落とし前的な。
 まずはLeiermann氏のこの記事。独白調でありつつラブハラスメント問題についてすごくリアルな考察になってると思います。そして、この個人的な語りでLeiermann氏は地に足が付いた感じを取り戻した、というか。一時期一寸『議論の為の議論』でひたすら周りに噛み付いてるだけの気もしたけれど、ここで立て直したんじゃないかな。後述する1点を除けば、ほんといい記事だと思います。
 そして、こういう基底現実での軋轢を具体的に書くのは勇気が要ったでしょう。本気で友達の縁切る覚悟が無きゃ書けないと思うので。僕には無理。どっちかっつったら僕は周りに同調して猥談するくちだし。適当に『勝ち組』の尻馬に乗って楽して生きていきたいですからね。けどねえ、少なくともそれを厭がる人が確実に存在する事実と、猥談って本質的にくだらないよね、ってのは忘れちゃいけないと思うところです(*1)

 ただ、どうしても気に入らない1点は残ります。題名に端的に表れてるんですけどね、『タダ以下で体売るほど堕ちとらんわ!』という。一寸これは頂けないというか、身体売る、って行為を舐めてるんじゃない?と思うし、『買う側/売る側』の明らかな不均衡(相手を選べるのは基本的に買う側ですよね)を無視してる。怒りに任せた勢いだとしても、風俗店経験の話を「セクハラ以外の何ものでもない」と云う感覚があるなら、この点に関してももう少し気を使って欲しかったな、と思います。
 いやだってさ、実際もし「売りたい」と思ったとしたって、そう簡単には売れませんよ?この辺感覚的に理解し難いと思ったら、適当なハッテン場(*2)にでも行って自分の身体で金が取れるかどうか試してみられるとよいかと。別にゲイじゃなくてもいいんだけど、男が女に身体を売れるシステムがある場処って今思い付かないので。ホストはなんか少し違う気がするし。
 ところで「じゃあお前は身体売ろうとした経験があるのか」という質問に関してはノーコメントを通させて頂きます。

 その1点以外は面白いです。ホモソーシャルの実態というのもよく描かれてるし。毎回こんなだと『ぼやき芸』になっちゃうけど、今までLeiermannさんは個人的な体験や個人的な救済を多少軽視し過ぎてたきらいがあるので、ひとつの転換点として興味深く読みました。
 いつか何処かのコメント欄で「自分だけが救われても意味は無い」と仰ってたと記憶してるんですけど、自分が救われずに他人を救おうってのも一寸傲慢な匂いがしますし、自分救われちゃっていいんじゃないですか?どうよ?

§ 語り切れない『他者』に相対する話。

 新春トラックバック祭り第2弾。tau氏の『Krafty』よりこちら
 『59番目のプロポーズ』という本の書評という形を取りつつ、この記事ではもっと大きな(という形容が相応しいかどうかは判らないが)レヴェルでの批評が行われていると思います。個人を安易にカテゴライズすることへの拒否感、そしてカテゴライズ不能な「その収まりの悪さをこそ許容すること」について。

 一言で云って、僕はこの文章をとても美しいと思いました。個人を「スペック」で査定し、その市場価値を『その個人の価値』と看做しがちな風潮(*3)の中で、そのシステム自体に拒否を投げつけること。「安易なカテゴライズを拒むだけのノイズ」を自覚的に抱えて生きていくこと。それはきっとしんどいことだと思います。けれど、それこそ愚直なまでにそれを貫こうとするtau氏の意思表明は、単純に格好良いです。

 これを読んでふと思い出したのがグレッグイーガン『ディアスポラ』(山岸真訳。此処読んでる人は必読)の冒頭、完全に情報化された都市(ポリス)で『孤児』が生み出される過程の描写でした。以下引用(数字の記法については縦書きから横書きに直す際に変えてあります)。

相互作用する1500万のシェイパーで起きる、過去に例のない突然変異が及ぼす影響を、事前に予測するのは不可能に近かった。ほとんどの場合、もっとも信頼できる予測手段は、変異した種子それ自体がおこなうであろうあらゆる計算をおこなってみることであり……それはじっさいに種子を育てて精神を作りだすのと同じことで、予測でもなんでもない。

 わかんない?わかんなければいいです。完全に情報化されてプログラム人格として生きる人類でさえこれだけの複雑さを持つ、って話。つーか『ディアスポラ』はほんと名作なので皆様読むがよろしいです。第1部の1章で脱落しなければきっとものすごく面白い……と思うんだけど、数学とか本気で苦手な人はやっぱり駄目なのかなあ。

 因みに僕はいいかげんで卑怯者なので、ラベリング拒否しながら生きるより、必要以上に多くのラベル貼ったり剥がしたりしてシステム撹乱を試みながら逃げ回ってます。だから余計にtau氏の『真っ当さ』が眩しかったりするんですけどね。

§ 囲いの中の羊ちゃんにはそれなりの自覚が必要だという話。

 新春トラックバック祭り第3弾。これも去年折に触れいろいろ云ってた題材ですね、SNS=盛んに馴れ合いシステム(*4)mixiの話。hirikaさんのこの記事。題名もまんま『mixiムカつく』。
 僕はmixi使ってますけど、感覚的にこの「ムカつく」ってのは解る気がします。ってかさ、mixiの中に入っちゃってる人はさ、もう一寸『外界』に対して気を使った方がいいんじゃない?って。例えば2chなんかでは普通あんまり直リンクとかしないのが暗黙の了解になってたりして、個人的には仮令2chからでもリンク元不明よりはどんな風にリンクされてるのか判った方が僕は精神衛生上いいんですけど、まあとにかくリンク先へ或る種の『配慮をする文化』がある訳です。そういうのmixiって薄いというか、もうmixiでのお友達やらその他が此処見てるの構わずに云っちゃうけど、mixiって全体的に見て文化的に未成熟、っつかガキくせえ。まあ良く云えばギーク臭さが薄くて、だからこそ幅広い層が入ってきてるんでしょうけど、あのシステム作った人たちはかなり意識的にやってんじゃない?他人の日記見に行けば『足あと』とやらが付くし、『マイミクシィ』になれば更新状況や大体のログイン時間さえも自分のホームから丸判りだし、なんつーかほんとWeb0.8(via.失踪外人ルー&シー)ですかと。それにこれってインターネットと違って『中心がある』ネットワークなので、システムハックできれば透明人間みたいに『足あと』を残さず日記やレビューの内容見て回ったり、日記の公開レヴェル無視して非公開日記覗くのも不可能じゃない筈ですよね(*5)。他にも入ってるコミュニティの統計からマーケティングリサーチだってできそうだ。うわー怖い怖い。

 って話が逸れまくりですね。いや、でもほんとにmixi使ってる時は自分がmixiという『囲い』の中にいるってことを意識した方がいいです。h抜いて直リン避けるぐらいの気配りは最低限じゃないかと思うんですが。だってさ、『囲いの中』からのリンクは、単なるリンク元不明のリファラより癇に障ると思うから。

 と、長々書きましたが、実は僕にとっての本題はmixiを利用している人がいないこともないけれど、あたしを誘うような馬鹿はそこにはいないのとこで。
 いやいや危ないとこでしたわはははは。そしてhirikaさん、来なくて正解ですよたぶん。僕は最近オフでの出会いが多いからそういう時にお互いmixiやってると便利ですけど(いちいちアドレス教え合う手間が省けるから)、けど他はほぼ馴れ合いしかやってないもん。ま、馴れ合いも悪いことばかりじゃないけど、hirikaさんそういうの欲しくないでしょ?僅かに有意義な情報ややり取りもあるけど、S/N比悪過ぎ。

 まあそんな訳で僕が誘った中で「一応入ってやったけどやっぱmixiうぜえ」とお思いの向きは僕のことなど気にせずさっくり辞めて下さって構いませんよ。厭味でも何でも無く。mixiがうざくたって、僕のことうざくなければmixiなんか無くても繋がってるでしょ?って話。逆にmixiを介しての繋がりだけ、他に個人的に何にも無かったら切れてもしょうがない。ほんとに好きなら、ちゃんと見付けるんじゃない?たぶん、ね。

 ああそうそう、例のリンク元、やっぱり「友達限定」になってました。それを知った上で上の記事(特に前半部分)読み直すとほんと笑えます。いや、笑うとこじゃないのかも知れませんけど。

*1: くだらないものに存在意義が無いか、というのはまた別の話
*2: ゲイの盛り場、というか出会いの場処
*3: これは或る意味『恋愛資本主義』の本質でしょう
*4: 流行らせたいらしい
*5: ほんとはインターネットでも危険性は同等ぐらいだろうけど、『やる側』からすればmixiでやる方が遥かに効率良さそう

01-06-2006 (金)

§ つかれた。

 ライヴ感想など(4日の下の方に)書いたら力尽きました。今日はおしまい。

 因みに体重は54.6kg、体脂肪率は11.8%。落ちてる、と云いたいところだけれど、このぐらいは測定誤差の範囲内のような気も。まあ、それなりに食べてても太ってはいないということで。

 っつーか片付けが必要です。家の。常軌を逸してる。そういえばゴミ袋買ってこなきゃ。もっとちゃんと動かなきゃ。あー、小惑星が地球と衝突したりしないかなあ(逃避まっしぐら)。

01-04-2006 (水)

§ 体重計

 買ってきました体重計。しかしそれよりも一寸(5kmぐらい)ウォーキングしただけで筋肉痛になっちゃうこの身体はどうなんでしょう。どんだけ体力無いんだっつー話ですよ。おかしいなあ、一昨年頃には10kmぐらいは普通に徒歩圏内だったんだけどなあ。

 そんな訳で現在の体重が54.8kg。服脱いだら意外に軽かったですね(先日は服着た状態で58kgだったからかなりびびった。普段如何にじゃらじゃら付けてるかってことですね)。身長170cmなので、所謂標準体重よりはだいぶ軽いのか。体脂肪が12%ってのをもう一寸落とす方向で考えた方がいいのかな。流石にあんま体力落ちると生活に支障を来すし。

 そんな訳で今日はこれからライヴ行ってきます。渋谷O-EastにRedwood Blues観に。っていうかREDЯUMも出るのね。ちょうど時間的にドクロヒトミさん(ゾンロリのベース)のライヴと重なってて悩んだのだけれど、無料の方に流れました。ごめんなさいヒトミさん。

 んでは着替えて行ってきますよ。ほんとは新春トラックバック祭り(トラックバック送りまくり、言及しまくりのアクセス乞食企画)をやりたかったのだけれど、この調子だといつになることやら。

§ ライヴレポ。

 もう1日経ってるけどこっちに書く。O-EASTでの『EViLROLL-paint the new year black』感想のようなもの。この規模の会場って去年ビリーコーガン来日を観に行ったAX以来かも。54-71観たのは此処だったっけ?あれ?

 1番目『さむらい』間に合わなかったので見られませんでした。その後各バンドの繋ぎでグダグダな喋りをしてた印象しか無いので一寸申し訳ないような。

 2番目『APOLOGIST』速いです、怖いです、でも笑えます。DOOMはいいね。リリンが生み出した文化の極みだよ。昨年末のゾンロリ忘年会で大魔王様と姫魔さんにお会いしてたので、思い出して貰えたのが個人的に一寸嬉しかったり。最初忘れられてたけどそんなことじゃ泣かないよ!

 3番目『function code();』あれ?なんか可愛い子出てきたよ?ゴスロリちゃんですか?割と好きな感じではあるものの、この流れではどうなのか、という気もしないでもなく。でも、まあこの手の音も好みではあります。もう少しキレちゃってる感じだともっといいんだけど。終わった後さむらいのトークで「ヴォーカルの人は声優さんもやっててローゼンメイデンで云々」とか云ってたので調べてみたら蒼星石の中の人でした。まじですか。道理でこの時だけ前の方の客層がなんか違ってた訳だ。でも狙ってる線は『声優の副業』って感じとはまた少し違って(この人役者もやってるみたいだし)、ヴォーカル女子のキャラをメインに立てるにしてもハイポジとかその辺に近いような。
 つかこの人面白いかも。蒼星石好きだしな。森永理科って名前もよいです。僕物理学科だったし(何か関係が?)。

 4番目『Redwood Blues』DOOMはいいね。リリンが生み出した以下略。スタンバイ時になんだかするっと最前の真ん中に入れてしまったので至近で観られました。でもO-EASTぐらいになると柵とステージの間も広いのね。そしてマイチョイス氏、いつもと十字架の持ち方が逆で、その後投げ捨ててたのは何かあったんでしょうか。『Stone Prison』前のお約束MCもあり。ただ確かにあのMCは狭い箱でこそ、ってところもあるよなあ。
 でも久し振りに観られてよかった。CDも買ったし。

 ここでお友達G氏と合流。やっと1人じゃなくなったよ……って別に寂しかったとかそんなんじゃないからね!(ツンデレキャラ作ってみる)

 5番目『★HERO★』普通に上手い、レヴェル高いなあ、と。動きとかも含めて。G氏はお気に入りだったのかな?ただ僕は前の方で跳ねてた女の子の群ればっかり印象に残ってます。女の子って強力ですよね。容赦無い感じがする。存在自体が。違うレイヤーの現実で生きてるみたい(ほんとに女の子ばっかりだな)。いやほんとにレヴェル高かったとは思うんですけどね、単に僕はあの時もっと変なもの観たかったんだと思う。

 6番目『REDЯUM』今回の白眉か。いやびびった。存在は知ってたし、噂は聞いてたけど、それでもやっぱりびびりました。持ってかれた。口半開き。今回観られてラッキーだった。そしてベースの人がマイチョイス氏に似てた。

 7番目『SPEED-iD』ごめん、ちゃんと観てません。決してきらいな訳じゃなくて、寧ろこういうの好きなんですが、この流れでREDЯUMの後に観る気分じゃなかったので。Dark Castleとかで観たらめっちゃ盛り上がったと思うんですけど。つか前がREDЯUMじゃなければ。

 G氏喫煙タイムにお付き合い。他人が喫ってるの見ててももう平気です。全然喫煙欲は湧かない。これで太らなければいいんだけどなあ。

 最後『DEMONS』流石にトリだけあってしっかり締めてました。スタインバーガーにツインギターのフライングVってだけで燃えます。強そうです。でも僕「リッケンバッカー!」って云ってたかも。なんかそんな気がする。時々こういう素頓狂なこと云うので注意して下さい。無意識に大嘘ついてる場合も。
 いや、音もね、大物っぽかったです。〆に相応しい貫禄というか。

 その後意外に遅くなってたので(22時40分ぐらいだっけ)一寸だけ飲んだら終電の時刻。まあ上手いこと終電に乗り込んだはいいものの、居眠りして2駅乗り過ごし、歩いて帰りました。まああれですよ、散々飲んだ分を消費しとかないとね。ウォーキングだと思えば夜道も寂しくないよ。ほんとだよ!タクシー代けちってる訳じゃないんだから!

01-02-2006 (月)

§ 抗いの30代

 はいはいあけおめあけおめ。
 友達の家で年越し蕎麦と雑煮食べて妹の家でまた雑煮食べて家に戻って着替えるついでにチーズベーコン磯辺焼き(適当に命名。餅を焼く時最後にチーズ乗せて少し溶かして少なめの醤油付けたらベーコンと海苔で巻く)食べて寝て起きて実家で豚の生姜焼き食べて親戚に挨拶して寿司食べて。で、実家に戻ってだらだらしてたら母に「顔丸くなったんじゃない?」と。

 ……実は気付いてました。でも気付かない振りしてたんですよ。このところ緩かった筈のパンツ(あ、ズボンの方ね)がぴったりになってたりぴったりだったシャツの首がきつかったり腰のくびれが無くなってたり、何より頬の辺りに肉が付いてたりすることは。今思えば確かに喫煙やめてから明らかに食欲増してたにも関わらず、昔に比べて歩くのが億劫になって、運動の量は寧ろ減ってたかも知れない。そういうの全部気付かない振りで誤摩化せると思ってました。
 でもね、現実は非情です。量ってみました。

 約3kg太ってました。去年の11月と較べて。

 ピンチです。それでも標準体重よりは軽いんですが、ゴスを続けるには今がギリギリです。ヴァンパイアとか云われていい気になってる場合じゃありません。たったひとつの健康捨てて生まれ変わった針金の身体、ブーツの底が高いのも、俺の頭が赤いのも、天知る地知る我が知る、コウモリだけが知っている、脂肪を燃やせと俺を呼ぶ。「早く人間になりた〜い!」

 なんかいろいろ混じりましたが、とにかく減量を決意しました。今年中に、痩せます
 元々顔に肉が付き易い体質なんですけど、このままだと本気で「やっぱ30超えるとねー、仕方ないね」とかいう感じになりそうなので、ここで食い止めます。実家にいるといろいろ食べそうなので急遽帰ってきて家の近くでウォーキングに適した道を探しながら歩いてましたさっきまで。本気です。数年前、行きのバスだけ確保して京都に行った時に帰る手段が無くて必死で宿を探した夜ぐらいの危機感です。取り敢えず体重計を買って毎日量るところから始めます。
 腰のくびれ、こけた頬、カムバックアゲイン。年齢に抗いますよ。まだ年齢不詳の人生は諦めません(こういうとこでだけ頑張るのな)。

 そんなこんなでずっと減量に挑戦中の母と微妙な仲間意識が芽生えたのは内緒です。というか、あんたには負けない。