07-31-2006 (月)

§ 風雲学園ヘヴン・こども先生プロテクト解除

 相変わらずBL学園でいちゃいちゃ生活です。水曜までに一通り攻略が目標なので。

 で。
 大穴来た。24歳のショタキャラにして猫と会話する教師・海野先生。やばい。やばいやばいやばい。どうも設定では完全スルーのキャラにやられる確率がかなり高い。小説や漫画、アニメなどの一方向媒体と、(曲がりなりにも)双方向であるゲームに対する自分の受け取り方の違いを感じたりもする。おまけ程度に付いている選択肢を選ぶだけでも(或いは、その程度だからこそ?)、主人公と自分自身の距離感が狂う、というか、ただ物語の受け手になっている時とは違う距離感や感情移入の仕方があるような。後は、基本同じ時間の繰り返しを少しずつ違う角度から体験する(*1)ことで、最初は見えなかった部分がだんだん補われて全体像が見えてきたり、他のルートで見落としていた細部にキュンキュン来たりする、と。

 まあでもよく考えたら『天然ボケで童顔でなんか無駄に一所懸命、だけど実は天才』って、ど真ん中とまではいかなくともそれなりに好きなタイプなのだった。柄にもなく熱血教師に憧れてたり、一寸無理して「僕を頼ってよ」とか云っちゃうところが可愛い。オトナからの人望が薄いところもまたいい。

 ……ってなんだか個人的に痛い記憶が呼び覚まされてきた気がするけど、まあいいや。海野エンドの後は立ち絵の造形も可愛く見えるようになってきて、他のルートでも海野先生出てくると軽くキュンキュン。造形だけなら七条を凌ぐかも。総合力(何のですか)では……難しいな。でも海野先生とくっついてれば自動的に西園寺と七条がお手伝いに来てくれる日常が……(妄想が止まらないので強制終了)

§ 風雲学園ヘヴン・テニスの王子様

 某ジャンプ漫画とは無関係です(*2)。紛らわしい題名については予め謝罪の上ご了承願い。だってこれしか思い付かなかったから。

 ってことで遂に成瀬ルートですよ。世界に愛を振りまく男、ナチュラルボーン少女漫画(少し昔の)、歯を浮かせる検定1級、持てる者故の無頓着、どのルートでも出現率高い、そういえばたまにテニスもしている、そんな成瀬。

 ただ……シナリオに関してはあんまり云うべきところが無い、というか、成瀬は出会ったその瞬間から口説きにかかってるので、「男同士だから無理(逆説的だけれど、ヘテロセクシズム(*3)はやおい/BLのお約束なので)」という主人公が如何に上手く口説き落とされるか、というそれだけで。まあ余計なものを削ぎ落とした『純粋な』BLシナリオ、とも云えるのか。
 という訳で、初対面で唇を奪われたら、そのままずるずると引きずられていくだけ。甘い言葉と手料理で籠絡されちゃえばそれでおしまい。
 ……でも考えてみたらいくら一目惚れっつったって初対面でべろちゅーは酷い話だなあ。

 あ、そうだ。こいつだけ立ち絵でキスシーン(ほっぺただけど)がある、というのは特筆しておきたいところ。作画スタッフに愛されてるなあ。

§ 風雲学園ヘヴン・「先輩、シャツのボタンが外れてます」

 僕の周りの評判から、こいつが一番だと目星を付けていたキャラ。世間では「ウザい」「暗い」と云われつつ、一部で「古き良きやおい」と賞されるキャラ。当初「七条に対抗するならこいつか」と思われていたキャラ。遂に攻略の時が来たその男、美術部部長、岩井卓人。

 という訳で期待でドキドキな岩井ルート。期待を裏切らずいい感じの鬱屈具合。何かと倒れるし、暗い過去を引きずってるし、基本的に受け身だし、自己評価が低いし、何よりあんまり喋らないし、という岩井と、どうにかコミュニケーションを取るところから始めて、少しずつ心を開かせて最終的に結ばれる、と。もしかしたら一番「攻略する」とか「落とす」という表現が似合うルートかも。
 で、だんだん心を開いてくれるところがね、またねえ、もう(興奮気味)! 名言も多いし。濡れ場に至る過程で一寸端折っちゃった感があるけれど、容量やシナリオの長さを考えるとこんなものかとも(っていうか、これは殆ど全員に当てはまるか)。因みに濡れ場自体は一番お耽美でステキでしたわ。

 ところで、岩井は制服の着方があまりにいい加減なので、私服でお出掛けの時かなり心配したのだけれど、一応普通の服を着ててくれたので一安心。ややオタクっぽかったけど。身なりに気を配ったりとか、そういう部分にリソースを使わないタイプでも二次元なら……という典型、かも。成瀬(割と私服がまとも……じゃないかと(*4))の後だから余計そう見えるのか?

 で、七条に対抗できたか、というと……難しい。
 ってか、七条七条云ってるけれど、実はそれほど各キャラに大きな差が付いてる訳でもなくて。特に七条、海野先生、岩井辺りはほぼ同レヴェル。総合力で七条、造形で海野、科白で岩井、というところか……って何故ランク付けしてるのか意味が解らない。

*1: ……って『時をかける少女』じゃん
*2: アレについてもいろいろ云いたいことはあるけれど、概ね云い尽くされているのでまあいいや
*3: 場合によっては殆どホモフォビアに近い
*4: 僕の感覚なのであまり信用しないで下さい

07-30-2006 (日)

§ 風雲学園ヘヴン・チャリンコベイベー

 寝込んでいた分の遅れを取り戻すべく(何に対しての遅れで、何故取り戻す必要があるのかは謎)、今日はBL学園であんなことやこんなこと。

 という訳で、学園の配達屋さん/八重歯の大阪人/自転車に乗ったサルこと滝俊介ルート。前回の中嶋ルートで少し寄り道した時に滝ルートへの分岐が見えたので。

 そしてこれが意外にもBLというより初期やおいやJUNEが仄かに香るシナリオ展開。滝には最初何も期待していなかったので、嬉しい誤算というか。やや詰め込みがちなところがあるとはいえ(*1)終わり方も、そこに至るまでの盛り上げ方も悪くない。あざといと云えばあざといのだけれど、シナリオ終盤には主人公と一緒になって「滝って可愛いじゃん」などと思えてしまうのだから、良く出来ているのだろう(*2)

 取り敢えず滝とくっついてる時の主人公は一寸男前度が上がって見えるかな、と。

§ 風雲学園ヘヴン・戦う王様

 取り敢えずここで一山、という感じで滝の次は学生会長にして通称『王様』・丹羽哲也ルート。

 数回プレイした時点で思っていたのだけれど、丹羽は普通に格好良い。文武両道に秀で、一見がさつだが細かい気配りもする(ここ重要!)。いい加減に見えて、決める時は決める。ややおっさんくさいところを除けば完璧だ。身近に居たら彼氏にしたいぐらいのいい男だ。

 という訳で、実際攻略してみたら。
 ……可愛いぞ、会長。副会長はあんなに鬼畜だったのに、何というか、非常に対照的。
 そして格好良いところはしっかり格好良いし。「俺は王様なんだからな」の後に「王様ってのは、他の連中を悪い奴から守るから王様なんだ、だから一番偉くなれるんだ」とかって、少年漫画のような熱い台詞。サンデー系?

 そしてエンディングはやっぱり可愛い。篠宮以上に初心(*3)というか、朴訥というか、ほんとに副会長はあんなに鬼畜なのに(*4)。乙女の夢を具現化したようなキャラだよなー。『王様』と『女王様』で双璧という布陣も納得(でもどっちもやることはやる)。

 しかし……このゲーム青姦率高いな。最近のBLってこんなもんなのか? これも乙女の夢なのか? まあ外部と隔離された学園島って設定だから、屋外でも他人に見られる可能性は低いのかも知れないけど。でも最初が外ってのもなー、とかふと思ってみたり。

 取り敢えず丹羽と滝のシナリオはいい感じ。七条が最萌キャラというのはまだ揺らがないけど。

§ BLデイズ

 こんな日記だとなんだか1日画面の前に座りっ放しで『学園ヘヴン』ばかりやっていたようだけれど、当たらずとも遠からずという感じなので仕方ない。

 でも一応最低限の食事はしているし(*5)、入浴だの買い物だのもしています。髭や眉毛や体毛を剃ったりもしているし。ところで、体毛の処理って、『お洒落』と『身だしなみ』のどちらに分類されるんだろう。髭は『身だしなみ』ですよね? じゃあ腋は? 脛は? 腕は? 夏と冬ではやっぱり違うのか? 単に服装によって変わるのか?
 いずれにしても、剃り跡が目立つのはがっかりなので何か対策を考えたい、というか、ほんとは考えたくないのだけれど剃り跡は目立たなくなって欲しい。やっぱり脱色かなあ。脱毛したいなあ。というか、身体全部を取り替えたい。身体、鬱陶しいなあ。

*1: それはどのキャラもか
*2: 若しくは僕の脳味噌がいい加減に出来ているのか
*3: 「うぶ」です。「しょしん」じゃないですよ。IE以外もルビ対応してくれるとこういう時は有り難いんだけれど
*4: 中嶋ルート以外ではそんなに鬼畜じゃないですけど
*5: 適当極まりないとはいえ、自炊もするし

07-28-2006 (金)

§ 危なかった。

 「倒れる」タイミングを見計らっていたのだけれど、僅かばかり自分の体力を過信していたのかも。

 我が家の近くは坂が多いのだが、僅かでも上りの勾配があると、前へ進めない。下り勾配は重力に身を任せる感じで楽に歩けるのだが。要するに移動のエネルギーを重力に依存していて、自前のエネルギーが殆ど無い状態。でも、座り込むと二度と立ち上がれなくなるような気がして(*1)どうにか立ったまま、1歩ずつ歩き続ける。家に辿り着いた時は心底ほっとした。で、鍵開けて部屋に入って座り込むと、意外にまだ余力が残っていることに気付く訳だけれど、「余力」とはいえ精々洗顔と歯磨きで使い果たす程度。別に沙漠に暮らす訳でもなく、日本の首都圏に住み、大した労働もしていないのにこの状態はどうかと思う(*2)

 お陰で熟睡はできたけれど。
 で、朝起きて妙に視界がはっきりしていると思ったら、コンタクトを外し忘れていた。レンズが眼球にぴったり密着。恐ろしい。

§ イマジネーションの翼

 餃子を食べた夢を見て目覚めたら後味を感じる。想像力って素晴らしい。

 いずれリアルシャドーのように『シャドー食事』ができるようになるかも。栄養が摂れないのが難点だけれど。

 そうやって痩せてゆくのか。やだなあ。

*1: 服が汚れる、という理由もあるけれど。そういう意味ではまだ余裕があるのか
*2: 塾講師の頃は歩きながら眠るとか、そう珍しくもなかったけれど。でもそれはそれで問題だよな

07-27-2006 (木)

§ 倒れそうだ、が

 このタイミングで上手く寝込んでおけば来週には持ち直す筈。予定としてはいい感じ。倒れたり寝込んだりするのを予定に組み込む生活もどうかと思うが、いろいろ人並みにできないので仕方ない。

 愚痴。
 外部の人の応対をするのは厭だ、と全身(髪の色や服装や装飾品など)で主張しているのが理解されていると思っていた僕が間抜けでしたよ。いや理解はされてるのかも知れないけれど、人材が足りなさすぎるのか。「シダさん(仮名)、お願い」と云う時の職員の苦渋の表情を鑑みるに。
 反省点は山ほど。で、どうやったら「次を考えずに済むか」が課題。

 『TRIGUN MAXIMUM』12巻入手、読了。冒頭近くヴァッシュ回想シーン〜「旅が終わる――」「だけど日々は終わらない」辺りでいきなり泣きそうになる。単行本出たし、連載再開かな。

 リソースの限界が悔しい。積ん読も増えてきたし、行方不明の蔵書も数多。で、エルリックの新訳は少し迷っている。今を逃すと買えなくなりそうだしなー。ゲド戦記は文庫に落ちないのか。当分無理か(*1)

 とりあえずは眠って回復を図ることに。ぐう。

*1: ところであの映画の悪評ってさー、今までハヤオ御大に面と向かって云えなかった鬱憤をぺーぺーの二代目にぶつけてる、という側面もありそうに思えるんだけれど。穿ちすぎ?

07-26-2006 (水)

§ あでぃおす。

 昨日は寝込んでいた。まあ別に珍しいことでもないし、今のところ日常的に寝込んでも生きていられる状態(病状としても、経済的にも)なので、恵まれているのだろう。ただ、南の島へ旅立つ某エナメル氏の送別会に顔を出せなかったのは心残り。まあ、このまま忘れて貰えればそれでいいとも思う。ばいばい。

 寝込んだ後はお約束の不眠。どうやったら24時間周期で生活できるのか解らない。

 まあ、今日は割合元気、なんじゃないかと思われるのだけれど、10時間後に同じことを思えるかどうかは判らない。
 そんな朝。

§ 果たして

 10時間後には寝込んでいた。が、12時間後にはライヴを観に行っていた。

 まあ、ぼちぼちというところだ。自分に多くを望むのはやめよう、と思ったのは随分昔のこと。

 お定まりのアレ。
 英語っぽい発音だとムンチョウゼン・シンドロームというやつか。一寸違うけど。

07-25-2006 (火)

§ 風雲学園ヘヴン・眼鏡の悪人

 やっと学生会に接触、副会長・中嶋ルートへ。

 ……一寸きつかったです。
 基本『強姦されてハッピーエンド(*1)』型シナリオなので(*2)、それに乗る形の分岐を選ばなければならないのが精神的にややしんどい。実際1度失敗してどうにも中途半端な終わり方をしてしまい、しかもセイヴしていなかったのでかなり前の段階からやり直す羽目になったり。
 そして中嶋はほんとに悪人、というか、どっか壊れてる感じが(まあ、それを云い出すと殆どのキャラがどこかしら壊れている気もしつつ)。喩えるなら、中嶋ルートはシナリオも主人公も中嶋自身も、非常に『少コミ』っぽいというか。NO弁解でエロに入る展開は潔いっちゃ潔いのかも知れないけれど、僕は一寸苦手でした。どうせファンタジー、夢物語なんだからこそ、細かい描写とか仄めかしとか、もう少しエクスキューズが欲しかったなー、と。ただそれをやっちゃうと中嶋は中嶋じゃなくなってしまうのかな、とも思うけれど。

 ちょっと絵の話。別にこのルートに限らず、モザイクを使わずに構図を工夫して隠す、という方法論は個人的に強く支持したいところ。見えない方がやらしいって。
 所謂『男性向け』の露骨な見せ方に辟易しているという気持ちもあるので、こういう路線がもっとあるといいんだけれどな(あ、だから着エロか)。

*1: こちらを参照
*2: ただし、『本番』はラスト近くまでお預けだけれど

07-23-2006 (日)

§ 取り敢えず気を失わずに帰ってきた。

 ぐしゃ人間のライヴを観に、久し振りの新宿へ。

 最近、疲労時(って疲労してない時があるのか)には少量でも(*1)アルコールを摂取すると、その後一瞬失神したり脱力することが多いので、今日はアルコールは飲まないと固く誓う。それでもスタンディングの会場は少し怖い。以前に脱力の発作(*2)に見舞われた時はいずれも座った状態だった為に事無きを得たが、立った状態で突然倒れるのは危険だし、周りにも迷惑だ(*3)

 ともあれ、新宿へ向かう電車に乗る頃から慣れない新宿の雑踏に踏み出す辺りが不安の頂点で、会場に着く頃は多少落ち着いてきている。ちょうど1バンド目が終わったところで、ぐしゃ人間の始まる前。因みに今回はスリーマンでありながらドラムが全部で1人。最初から最後までごっちん氏叩きっ放し。しかも合間にはDJまで。どんだけ出ずっぱりだよという話だが、更にぐしゃメンバーか海月さんに聞いたところによると「考えてなかったんですけど、リハがあるからこの(本番の)倍は叩いてるはず。……5時間ぐらい?」とのこと。おかしい。僕など観に来ただけで倒れそうになっているのに。しかもTシャツを脱ぐ脱ぐ。脱いでも脱いでも下にはTシャツを着ている。あれをどんどん脱がせていくと最終的には全部Tシャツで骨組みと歯車や何かが残るんじゃないかと思えてくる。そんな凄みを(どんなだ)感じさせるドラム。『ブルース新聞』は観られなかったので何とも云えないが、『erasers』はギター/ベース兼任、サックス、ドラムの3人でどうやってあの音が出てるのかと不思議に思うほど。異様な手数で叩きながら歌うし、しかも歌上手いし。

 で、やっとぐしゃ人間の話。
 以前、『ハードコア・シャンソン』が云々と云ったり云わなかったりしたのだけれど、今回のぐしゃ人間ライヴを観てそれが既に実現されている、或いは実現されつつあると感じたのでそれだけで勝手に満足。
 そして僕はこの人たちの演奏が好きだ、と気付いた、かも(←音楽的なことは解らないので自信無さげ)。そんなに足繁く観て回っている訳ではないけれど、このバンドの音が好き、というか、この人たちが演奏している音が好きらしい。変な表現だと思うけれど、ギターとベースは『協調性の感じられない音』というか、まとまりとして聴こえてこないのを、ドラムが半ば無理くり繋ぎ止めている感じ。そしてヴォーカルは、やっぱり格好良い。実は全員怖いんだけれど。今回は海月さんがゲストヴォーカル(?)でステージに上がったりして、一瞬ゾンロリかと思ったけれど、しっかりぐしゃ人間だったので安心(何が)。

 あと、メンバーの人たちと話す時に僕はいつも必要以上にオドオドしているけれど、これはそういう作りなので仕方ないです。別にぐしゃの人相手に限らず、もう一寸は自信を持っていろいろと喋ったりしたいのだけれど。まあ今日は空腹でふらついていたのと(*4)、右目のコンタクトがずれていたというのも原因の2割ぐらい。

§ かわいいおんなのこがすき

 ぐしゃメンバーや海月さんも含め、今日はいつもより多く可愛い女の子を見た、ような。電車の中とか、少し遠回りしたコンビニとかで。
 新宿はあまり関係無い模様。単に外に居る時間が長かったからか。

 新宿といえば、やっぱりそれなりに目を引く格好の人が多いなーなどと思いながら適当に周りの人を見ていると、結構な確率で目が合う。そういえばその辺の他の人も一瞬こちらを振り返ったりしているような。
 何か自分そんなに挙動不審なのか、変なものが顔に付いていたりするのか、それともまたしても自意識の病か、などと考えてみたら。

 単に僕の服装とか髪の色とかが変(*5)だから見られてるだけですか。

 たまに自分の生息圏から出てみるといろいろ発見があるもので。というか最初に気付け。

 新宿を歩くときはそれなりにピリピリ(ビクビク)しながら歩いていたのだけれど、駅に辿り着いて一瞬気が緩んだ時に、スカウト(*6)に声を掛けられた。「お兄さん、ホストに興味無い?」だそうで。
 その時は思考の8割以上を『気を失わずに家に帰ること』に振り向けていたので素っ気無く振り切ったけれど、振り切った1秒後ぐらいにびっくりした。何の間違いで僕などに声を掛けたのかは知る由も無いが、お陰で「まだいけるかも」などと要らぬ自信が一瞬だけ付いた。そんな自分をあさましいと思う。

§ 寝たら起きない

 で、以上が昨日の話。今日は気分一新リカロープのライヴに行く予定だったのだけれど、目が覚めたらもう開演時刻だった。まだ演奏は始まっていないだろうけれど、会場に到着するまでの時間を考えると明らかに間に合わない。目覚ましはセットしてあったのに。やはり目覚ましでは起きられないのか。こういう時にどこでもドアがあれば。

 ところで、どこでもドアというのは恣意的にワームホールを作る、というか、任意の場処にワームホールの口を開く機械だと思うのだけれど、同時に光速を超える移動手段でもある訳で、いろいろパラドクスのネタになりそうだ。背後に出口を開けば自分の背中も見えるし、真向かいに出口を開いたら……自分の顔は見えるのか? あれ? っていうか、どこでもドアの『入口』の向こう側(後ろ側)にいたら、ドアが開くさまはどう見えるんだ?

 でもそれより例えば「どこでもドアの出口が深海に繋がって、そこから大量の海水が流れ込み溺死」とか、「出口が大気圏外に繋がって真空に投げ出されて破裂」とか、そういう想像をしたら怖くなって不貞寝をするつもりが眠れなくなった。子供か。

*1: ロングのカクテル1杯、或いは酎ハイ1缶程度
*2: 発作だと思われる。酔っ払ってたとか寝不足とかとは違う感覚
*3: あ、でも小発作ならスタンディングでも経験あるや。今思い出した。どうにか倒れずに、よろけるだけで済んだ。なら平気か
*4: 消化器が弱いので、なかなかちゃんと食べられない。でも今日は帰りに奮発してリンガーハットで『夏ちゃんぽん』食べました
*5: またツートーンにしました
*6: 一寸Black Ribbonsの槙人さんに似ていた、かも

07-19-2006 (水)

§ 連休

 実は世間様とは休日がずれているのだけれど、一応3連休。

 1日目は友達の家に招かれホームパーティ。いつもながら豪気な食材と料理。しかも今回はゲストのお土産でキルフェボンの季節限定『金色メロンのタルト』が。メロンが好きでない僕でも美味しいと思えるのは流石。お値段も当然それなり。

 2日目は横浜の花火大会。友達の家から直行で。場所取り組はいつから準備していたのか、最前列確保。素晴らしい。間近で観る打ち上げ花火は大した見物だ。ただ、腹に響く爆発音と相俟って、花火の光刺激でうっかり意識を失いそうになったりもしたけれど。脳波検査の時の光刺激を思い出したり。ポケモンの例を挙げた方が解って頂き易いか。アルコールは控えよう。睡眠をきちんと取ろう。

 3日目、南の島へ旅立つE氏の送別会、の筈が急遽お流れに。お知らせメイルを見た後、そのまま1日寝込んでいたので、結果としては良かった……のか? 動けない身体を改めて意識してみたり(ミュンヒハウゼン症候群)。メイル返信できなかったのはよくあることとはいえ申し訳ない。と、此処で云い訳するのも何だか見苦しいな。

 そして今日は学園ヘヴン、と。あ、滞っている連絡をいくつか片付けなくては。
 薬増えてから明らかに集中力の低下を感じるんだよなー(だからミュンヒハウゼン症候群だって)。

§ 薔薇の仮面劇

 マリみて最新刊『仮面のアクトレス』について覚え書き。

 要するに「妹を見付ける」というのは「自分が姉になる」という話でもある訳で。既に盤石というか、風格さえ出てきている白薔薇の人はともかく、紅と黄はいろいろ大変ですな、と。そんな訳で以前「ここはじっくり描いて欲しい」というようなことを書いた覚えがあるのだけれど(*1)、そして、確かにそれは願った通りになっているのだけれど。

 最近の展開は一寸きついなあ、とも。

 それはたぶん、作中の時間の進み方とも関連しているのかも知れない、とふと考えた。
 もっと悩みだの擦れ違いだの、という話に描写を割くなら、同じ頁数でも生徒会選挙まで進めずに引っ張れたような気がする。けれど、そこを敢えて或る意味「容赦無く」時間を進めているようにも見えるので、読者としても多少焦りを感じたりするのだろう(もしかしたら、祐巳や祥子が感じているように。黄薔薇の人たちは今回でひとまずけりが付いたようだけれど)。

 ただ、それでも僕は個人的にそのやり方を支持する。というか、そうやって流れる時間こそが、もしかしたら『マリみて』というシリーズの骨子かも知れない、と思うので。

 きっと次の巻も買って読むだろう、と思う。誤字脱字、練りの甘い文章が気になるところも無くはないが、少なくとも「適当に引き延ばしてる」とは僕は思わないし。

§ 風雲学園ヘヴン・弓道部狙撃

 集中力が低下しているので、頭は使わずかなり適当にやっている。と、最初は学生会に近付くつもりが何故か岩井と急接近、そして流れは篠宮ルートへ。

 うっわあ、らぶらぶだあ。

 真面目で奥手な弓道部部長兼寮長に主人公の誘い受け属性が爆発。告白に至るまでの描写もいい感じだし、シナリオとしてはかなり好み。ただ、篠宮のびっくり目グラフィックがどうにも……なので残念。あの目の絵さえもう少し良ければ。正直、篠宮は岩井のお守り役程度という認識だったのだけれど、甘かった。ああいう堅物キャラを落とすのが楽しいのか。今までゲームは全然やっていなかったので、いろいろと蒙を啓かれることが多い(*2)

 溺愛する男篠宮。世話焼きの篠宮。実はエプロンが似合う篠宮。そんな君には『おかん』の称号を与えたい。意外に成瀬と近いのかも、などと考えてみたり。

*1: たぶん『くもりガラス』の時かな。忘れた
*2: そんな啓蒙はどうなのか、という意見もあろうが

07-15-2006 (土)

§ 風雲学園ヘヴン・会計機構陥落。

 例によって解らない人は置き去りのスタンスで。

 失敗した……かも知れない。
 僕はどちらかといえば、好きなものを最後に取っておく派なのだが、何となく流れに任せてプレイしていたらまずは女王様(*1)エンド。まあ、それはいいや。割といろんな意味で無駄が無くて好きなキャラではあるけれど、初めてだし王道ということで。ラスト近く「そんなとこまで綺麗だなんて反則だよ…」にツボを突かれるも(*2)、まあ最近のBLの標準を量ってみる感じで。で、西園寺ルート入ってから西園寺の補佐役・七条の可愛さに気付き、うっわー七条可愛い「郁は可愛いでしょう?」って可愛いのはお前だよ何これどうしようこれが『萌え』ってやつかしらー来たり見たり勝てり我大悟せりぐらいの勢いで激しくお気に入ってたので、後に取っておこうと思っていた筈が。
 適当なセーヴポイントから2人目の攻略、女王様の後はやっぱり王様(*3)か、と予定していたのに、何故そこでパートナーに七条を選びますか自分、そして何故そのままいい感じでシナリオが進みますか。ああ好感度上がってきちゃってるよ。なんだか主人公ときめいちゃってるし(*4)

 まあ結果として悶え狂うほどモエモエはした訳だけれど。
 たぶん、確信には至らないまでも、恐らく僕の好みとしては七条臣が一番ではないか、という予感が(*5)
 他のキャラが予想を覆してくれるのか、予想を上回るとしたらどのキャラなのか、その辺がやや不安でもあり、多少楽しみでもある、といったところ。

 ところで、くるくる巻毛で可愛いトップと常に笑顔で腹黒い黒目がちの補佐役、というのはミカエル様とラファエル様では?(アーシアン) でも七条はラファエル様というには線が細すぎるかな(精神的な部分で)。

§ おでかけ

 一寸留守がちにするので、連休中は更新できないかも。戻ったらまとめて更新するかもしないかも。取り敢えずマリみてについては何か云いたいかも(またか)。

*1: 会計・西園寺郁。綽名は『女王様』だが女ではない。まあ、「そういう感じ」のキャラ
*2: 狂ったように笑いつつ、そりゃあ反則だよなあ、としんみり。でもそれよりみんな体毛無くて羨ましいなあ。そっちのが反則っぽいー
*3: 学生会長・丹羽哲也。普通に『王様』っぽいが、ハードロックを直訳で歌ったりはしない、というネタは古い。設定では完全に好みから外れていたが、実際プレイしてみるとなかなか男前
*4: あんまり主人公に感情移入はしていない。寧ろ(会計機構の人たちだからか)相手の方が身近に感じられたり。特に西園寺ルートの主人公は見ててもどかしかった
*5: 私服が阿呆ほど似合わないところすら、今ではもう魅力的。ただ、シナリオとしては告白→濡れ場に至る動機付けがやや弱いかな

07-13-2006 (木)

§ 模倣者

 BLゲーで遊ぶ為にWindowsエミュレータを導入してみた。というか、現在セットアップを行いながらこれを書いている。妹のPCにインストールするという案を却下した訳ではなくて、多忙で帰りが遅いか、倒れて外に出られないかのどちらかという現状を鑑みて取り敢えず次善の策として、というのと、後は単にエミュレータというものを動かしてみたかっただけ。何事も経験というところで(*1)

 しかし、遅い。セットアップの合間に日記を書こう、と思えてしまうほどに遅い(*2)。最初の起動までの時間の掛かり具合と反応の無さは、ハングアップしたかと思うほどだった。あと少し沈黙が続いていたら仮想マシンを落としてエミュレータ再起動していたかも知れない。しなくてよかった。

 こんな状態でゲームなどできるのか甚だ不安ではあるが、駄目でも一応他の手はある訳だし、ひとまずエミュレータがどの程度動いてくれるのかを確認できれば良しとするつもり。どうせフリーウェア(『Q [kju:]』)と中古のWin2000(ほんとは95か98がよかったのだけれど)だし。

 と、ここまで書いた時点でセットアップはまだ終わっていない。少し、駄目かも知れないという気分になってきた。

§ ぼくは世界を壊したいけど

 ひとまず仮想Win環境は手に入れられた。某『スクール天国(*3)』をインストールしてみたり。本格的に始めるのはこれから。

 眠い。

 以前から、時折手が落ちる妄想に取り憑かれる。手首からだったり、肘から先、或いは肩から腕全部が失われる、という想像。主に精神的に弱っている時、そういった想像で或る種気を紛らわせているのだろう。
 実際に手が落ちたらそれこそ死ぬほど不便で不快だろうが、その時僕は死ぬだろうか?

 考えても詮無いことばかり。

 要するに構って欲しいのだ。だからmixiなどに依存する羽目になる。他人を構う意思は殆ど持ち合わせていない癖に。

*1: でも直でネット接続はしない。怖いから
*2: 仮想マシンなので他のアプリケーションは普通に使える、というのもあり
*3: 無意味に検索避け。英語と日本語を逆にして下さい

07-12-2006 (水)

§ 意識の中、或る種の『臨界』

 買い物に行った時、店員の1人を見てすごく深田恭子に似ていると思ったのだけれど、少し見る角度が変わったら全然違う顔だった。
 この手の『見る角度によって印象の変わる顔』というのは割とよく聞いたり見たりするのだけれど、その『印象が変わる瞬間』というか、『ギリギリの角度』に興味がある。

 だからといってそこで他人の顔をためつすがめつ眺めるほど神経が太くはないのだけれど。結局『臨界』は見えずじまい。

§ いじめっ子体験

 昨日の『いじめの話』の続き、というか。

 先日、神経科通院時、待合室での話。
 玄関、沓脱ぎで突然大きな声で「靴はきれいに脱いで下さい」と声を掛けられ。どうもずっと其処に居て靴を『管理』している人(*1)がいるらしく。まあ特に患者の多い時間帯、皆が靴を整えて脱ぐのは良いことには違いない。

 が。
 その人がひっきりなしに近くの人に話しかける、というか、大きな声で喋り続ける。「ここは玄関が狭いから」「もっと気を遣えばいいのに」「まったく、自分はすっかり下足番だから」など、まあ、有り体に云って、うるさい。小さな医院で玄関が靴でいっぱいになるぐらいなので、待合室は狭く、待ち時間は長い。そこへ、善意とはいえ無駄に大きな声で「靴はきれいに脱いで下さいねー」と来れば精神科ならずとも苛立ちは募るのではないか。少なくとも僕はその時かなり苛立っていたし、実際もう少し声を小さくしてくれるよう頼んだ。そして、或る程度賛同者、というか、同じように感じている人が居ることを確認できた。

 さて、ここまでが前置き(*2)
 この時点では僕と『下足番』氏の間にはさほどの緊張状態はまだ存在していなかった(お互いに疎ましく思っていた部分は多少あったかも知れないけれど)。だが、ふと何かの拍子に沓脱ぎのところを見ると『下足番』氏が今度はせっせと靴を並べ替えている。杖で。とにかく『きれいに靴が並んでいない状態』というのが余程我慢できないらしい。が、いくら脚が悪くてしゃがんで靴を直すのが大変だといっても(その人は脚が悪く、杖が無いと歩くのもままならない様子だった)、他人の靴を杖で(転がしながら)直すのも見ていて気持ちのいいものではない。ので、(よせばいいのに)勝手に靴を並べ替えられる方はあまり気分が良くないと思う、と注意を促してみた。すると「そんなことはない」と真っ向からの否定。靴を直された方は自分の至らなさに気付いて感謝することこそあれ、気分を害するなど有り得ないとのこと。そこで気分を害する人間は「心が歪んでいる」のだそうだ。そして、杖を使って他人の靴を直している件については、「自分は外ではタクシーを使っているし、この杖は地面では使っていないから汚くない(*3)」「汚いと思うのは障碍者に対する偏見だ」「所詮健常者には障碍者の気持ちは解らない」と三連コンボで反論には欠片ほども耳を貸さない姿勢を打ち出し、「折角善意でやっているのにこんな云われ様をしたら悔しくて眠れない(*4)」「こんな風に云われるならもうやらないからそれでいいだろう」と。そして、終いには「顔も見たくない」「向こうへ行け」で終了。

 ここで、主な会話は僕と『下足番』氏の間で為された訳だが、実際には他にも『下足番』氏の声を注意した人や、勝手に靴を直されることに不快感を表明した人、「障碍者だから」という主張に意義を唱えた人などもいた。また、対話が物別れに終わった後には「よく云ってくれた」「助かった」という言葉を頂いたりもした。そのお陰で徒労感はかなり癒され、僕個人は救われたところもかなりある。

 が。というより、だからこそ、か。
 この一連の出来事を『下足番』氏の方から見たら、というようなことをふと考えてしまったりする。
 以下はあくまで僕の想像に過ぎないが、こんな感じ方をしている可能性もあるのではないか。

 痛む脚をおして皆の靴を直しているのに、無礼な若者(*5)が難癖を付けてきた挙げ句、ずけずけと脚の障碍にまで触れてきた。便乗して文句を付ける奴も出てくるし、こちらは善意でやっているのにこんな細かいことで言い掛かりを付けられるのは堪らない。自分が弱者だからいじめの的になるのだろうか。自分に直すべき部分が全く無いとは云わないけれど、こんないじめに遭う謂れは無いはずだ。あの、髪を染めて変な格好をした若者は許せない。

 と、昨日の「いじめられる側がどれだけ悪くても、いじめる側の『悪』は目減りしない」という主張も盛り込んで書いてみたのだけれど、実際、こんな風に僕が『加害者』になっている可能性はある訳で。そして、昨日の主張だけで考えるなら、『いじめ』という文脈に乗せられて『加害者』認定されると、もうどうしたって『悪』からは逃げられない(*6)

 そんな訳で、まずは『いじめ』というものをちゃんと定義しないと「いじめる側は常に悪い」ってだけじゃ片手落ちかな、と。本当にいじめなら、いじめる側は常に悪い、と僕は考えるけれど。じゃあどうやって『本当のいじめ』と『いじめ以外』を区別するか?
 セクハラやらラヴハラ等の事例を見れば加害者の判断が意味を持たないのは論ずるまでもないだろう。では被害者の判断だけに依拠していいのか? 被害者は常に正しいか? というのも少し考えなきゃいけないような気がして。

 ただ、実際問題として、いじめというのは『密室』で起こりがちなものだし、加害者側は『傍観者』も含めて結託しがちだし、そういう「『第三者』が存在しない」事例では、まず被害者の云い分を聞く、というのが重要だとは思う。というか、『いじめの条件』として、この『密室性』というのを挙げてもいいのだけれど、『密室性の存在』自体、証明するのが難しいところもありそうだな。面倒な話だ。

 結局『下足番』氏は「傷付いた」ので、僕は『加害者』で『悪者』ということになっちゃうんだろうか。なんかなー。
 まあ、僕は誰とも結託してないし、相手とは対等の立場(寧ろ相手を立てるぐらい)で接するよう努めてたし、あの場処は如何なる意味でも密室ではなかったし、と、それだけでも充分な気はするのだけど、『被害者』にそれを納得させるのはまた難しそうだな、と思ったり。

 取り敢えずこの辺で僕の脳味噌が限界に達したので強制終了。

§ mixi断ち

 少しの間、mixiに接続するのをやめようと思っている。最近は嗜癖のようになってきていたので(*7)。適当に様子を見て、再開するにしても、以前ほど多くのリソースを割かないようにするつもり。
 時間も資源も有限である以上、全部に全力を注ぐというのは不可能で。大雑把に分けて、オフラインとWWW(此処を含む)とmixi、何処をまず削るかといったらmixiだろうと。それにmixiからこのサイトへのリンク張ってある以上、僕がログインしなくなったからといって連絡の経路が途切れることは無い、というか、それで途切れるなら別にいらないや、とも。

 単に、日に数時間ログインしながら「mixi居心地悪い」とかぼやくなら一寸やめてみりゃいいじゃん、というだけの話。連絡用ツールとしては便利なんだけどなあ。

*1: 当然、その人も患者の1人である
*2: 僕には相変わらず文章を簡潔に書く能力が欠けている
*3: 帰る時にはしっかり沓脱ぎから外まで杖を突いているのを見たけれど
*4: 身近に似たような性格の人間がいるが、実際「悔しくて眠れない」というのはありそうな話だと思った
*5: 向こうから見たら『若者』に見えるだろう
*6: まあ、今回の件で僕に全く非が無いとも思っていないけれど、それはまた別の話で
*7: まあ僕の場合ネット接続自体が嗜癖のようなものだが。半ば強迫的にメールチェックしてみたり

07-11-2006 (火)

§ 倦怠

 周期的に襲ってくる「もう駄目かも知れない」という気分を遣り過ごすもっと洗練された方法をいつも探したいけれど実際にはただ身をすくめて波が過ぎ去るのを待つばかり。

 自分で思っていた以上に、僕は、目の前の他人を傷付けるのが、怖い。

 「みんな死ねばいいのに」とかは云うけど。割としょっちゅう。

§ イヂメ、カコワルイ。

 『いじめ』ということについてぼんやりと考えている。が、思った以上に根が深い、というか、面倒な話になりそうでそろそろやめようかとも。
 という訳で、やめる前にほんの覚え書き。

 唐突だけれども、『悪の組織』と戦うのは『正義の味方』と相場が決まっていて(*1)。悪い方は『悪』そのまんまなんだけれど、正義の方は『味方』なのね。
 考えてみりゃ当たり前で。前提として与えられた「こっちが『悪』ですよ」という情報が無ければ、単に大掛かりな喧嘩してるだけだもんなー(破壊活動込みで)。『正義の味方』なんてのは「毒を以て毒を制す」というか、所詮『悪の組織』に対抗する『必要悪』であって、一応『正義』サイド(*2)から見て『味方』ではあるかも知れないけど、『味方』に過ぎないんだよなー、ほんとの『正義』に格上げ(?)は無理なんだよなー、と。

 要するに『正義の味方』は『悪』と同類じゃん、と。『悪の敵』=『正義』、ではないよな、と。
 この辺の勘違い、というか、『悪の敵』だから『正しい』という風な単純な発想がいろんな場面で根深く存在してて、間違いの元になってるような(自戒も含め)。

 で、本題に戻っていじめの話。
 察しのいい方はお解りかも知れないけれど、いじめっ子がいじめられっ子に『悪』のレッテルを貼って自分たちを正当化したり、「いじめられる側にも原因がある」とかそういう話で責任を有耶無耶にしたり、ということに関して思うこと。

 いじめられっ子がどれだけ悪くても、いじめるお前の『悪』は消えねえよ。

 「間違った奴を叩く自分は正しい」とか、勘違いするな。『正義の味方』だって『正義』じゃないのに、自分勝手に他人傷付けて挙げ句自己正当化なんて気持ち悪いことこの上ない。せめて自分の手が汚れてることぐらいは自覚してて欲しい。

 僕の手も勿論それなりに汚れてるのだけれど、その話はまたいずれ。

 この記事を書く際に、『電脳ポトラッチ』の6月27日〜7月3日の記事やコメント欄、及びそこからのリンク先の記事が切っ掛けや考えの助けになりましたが、結局そこでの議論とは多少ずれた話になってしまったので、あくまで参考として記すに留めておきます。

*1: 最近の特撮やらアニメはよく知らないんですけどね
*2: 何が正義か、という問題はここでは措きます。考え出すと大変だから

07-02-2006 (日)

§ 明日は倒れます(予定)。

 スタジオで歌ってファミリーレストランで喋って帰ってきて買い物に行ったら縁日をやっていた。はしゃぐ小さな子供たち、騒ぐ大きな子供たち(偏見)。割と適当な大人たち。

 『ハレ』の場、というやつだ。
 普段の『ケ』の時にも周囲に馴染まないこと甚だしい僕だが、『ハレ』になると、なお馴染めない。もとより周囲の冷たい視線などには鈍感だし、また鈍感たろうともしているが、一応自分が浮いているという自覚ぐらいはある。その気になれば空も飛べそうだと思ったりは、しない。

 浮いた服装は馴染めない原因じゃなくて、たぶん結果。
 『今、此処』で上手くできない僕を繋ぎ止める、或いは僕と『周り』の緩衝剤になり得る人が、いたこともあるのだなあ、とふと思い出される。

 こういうの、「寂しい」っていうんでしょうかね。違う気もしつつ、否定し切ることもできず。

§ ウラボンエー

 既に今月の週末は殆ど予定が入っている。僕にとっては信じ難い状態。下手をすると平日にもすることがあったりする。無事に乗り切れるのかいまひとつ定かでない。せめて大発作だけは起こさないようにしたい。目標は達成可能な高さで。

 それにしても15〜17日はお誘いが多すぎる。しかも重要だったり面白そうな案件ばかり。みんなそんなに中旬が好きか。僕に分裂でもしろと云うつもりなのか。先祖を喚ぶ代わりに生者同士で会いたいか。自分が住む世界が<カーター・ツィマーマン>でないことが(*1)残念で仕方ない。というか、<C−Z>の知性ソフトウェアだったらそもそも癲癇で倒れる心配なども必要無い訳だが。

*1: ない、よね? 僕は自分が『コピー』でも今更気にしたりはしないのだけれど