04-25-2007 (水)

§ ボケには突っ込みを。マジならば尚のこと。

 外山恒一氏に真面目な突っ込みを入れるのはなんだか『負け(*1)』なような気がしていたのだが、それは僕の勘違いだったらしい、ということに以下2件の記事を読んで気付いた。

 これらの記事を読んだ後では、例の演説での「私もびびる」という科白の重みがまったく違って感じられる。もしかしたら外山氏は突っ込み待ちだったんじゃないかとさえ思えるほどに。

 仮令ネタとして消費する場合であっても、ベタな突っ込みは常にあった方がいいんじゃないか、という話。というか、ベタな突っ込みに耐えられないようなネタは消えていいと思うし。

*1: 何の勝負なのかは知らないけど

04-24-2007 (火)

§ 祝福の魔術

 友人の結婚披露パーティへ。普段の服装や髪の色(現在は左側が赤、右側が白に近い金髪)の所為でこの手の催しは結構困るのだけれど(服はともかく、それ1日の為に髪を染め直すのも気が進まないし(*1))、今回はそう堅苦しくない友人の集まりだったのでひとまず安心。で、一応祝福の意を表すべく多少気張ったコーディネイトにしてみちゃったりして。気張るところを間違えている気がすることについては考えない。

 実際、パーティの後に元同僚で集まった二次会の帰り、同じ店で飲んでいた客から声を掛けられて「マジシャンですか?」と。今までも「コスプレですか?」などと云われたことはあったけれど、マジシャンて、一寸新しいな。元同僚には「おいしいなー」とか云われたりもしたが、別にそこからナンパに持っていく話術も意欲も無いのでさしておいしくはない、と思う。そこで友達になる訳でもないし。っていうか、普段はもっとこう、目立たず静かに生きていきたいのに。何か特別なことをしなくても自分が注目を集めがちである、という認識はいつも僕を憂鬱にする。別にこの格好は目立ちたくてやってる訳ではないんだけどな。

 ともあれ、友人には幸せになって欲しいと願う。個人的見解として結婚制度というものにはあまり肯定的でないので、結婚するから幸せに、という風にはなかなか思えないけれど、単純に友達だから結婚しようがしまいが幸せだといいよな、と。

 これで帽子から鳩とか出せればよかったのかも知れないけどね。

§ 展示会場にて

 日曜はHOUSE OF Dの当番で会場に。野方は少し遠いけれど、作品に対する反応を直に見られる貴重な機会でもあるし、実際行ってみたら予想以上にいい反応が多く、楽しく1日を過ごせた。友人や身内も来てくれたし。感謝。後はメンバーが遊びに来てくれたのも嬉しかったり。全体的なことはブログのコメントに書いたりしているので、此処ではそちらに書かなかった個人的なことを。

 この日はあまり名乗ったり自己アピールなどはせず(物販の用意ができなかったこともあり)、できるだけ観る人の印象には干渉しないよう心掛けていたのだけれど、或る中年男性がぱっと僕の作品を指して「変わった絵を描く人がいるねえ」と云ってくれた時には一寸嬉しくて「あ、それ自分です」と。また「(13人の作品をバラバラに並べていても)あんたの絵はすぐ判る」という言葉も嬉しかった。自分の方向性は間違ってなかったかな、と。自分オッケー、みたいな。
 因みにその人は近所のレストランの料理人(オーナーシェフ?)だとのことで、店にいろいろな絵を飾っているという話もあり、せっかくなので夕食は売り込みがてらその店で食べようかと思ったのだけれど、店の前で一寸メニューを見て断念。思いの外、と云うと失礼に当たるかも知れないが、かなり高級で僕の現在の財布にはやや苦しかった。……いずれランチタイムにでも。

 ところで僕は自分の『才能』というものに関してはかなり前から絶望していて、というか自分が『天才』でない、という事実を認識しているのだけれど、まあ凡庸だからこそできること、ってのもあるんじゃないかと思っていて。でもまあその辺はいずれ。

*1: 自分の意識の中では、既に色が乗った状態の髪の毛が『自然』なので、態々黒くするのには抵抗がある。マイケルジャクソンの肌の色のようなものか

04-17-2007 (火)

§ メモというか備忘録的な何か

 主に漫画について。

 『P2!』が生き延びていてほんとに嬉しいのだけれど、掲載順位を見る度にドキドキする。現在は一休み的な展開なので余計に。例えば単行本で読むときなど、こういう部分は絶対必要だと信じているのだけれど、それとアンケートは別だしな。現在のジャンプ連載陣の中で、『P2!』の「巧さ」はトップクラスだと思うんだが……やっぱりいかにも地味なのがよくないのかなあ。

 ジャンプといえば内水融(19号読切『アスクレピオス』)も短編は実に巧いと思うのだけれど、そのストーリー構成の巧さ、というより緻密さと云うべきか(実際よく読むとかなりきつきつに詰め込んである。一読ではそれを感じさせないというところは、確かに巧さなんだろうけれど)は、逆に連載のときには欠点になり得るのかも知れない、と思ったり。構成に『遊び』が足りないと長丁場だったり先行きが不安定な場合は組み立てがすごくやりづらいんだろうなあ、と。
 ほんと、以前の『FOREST』といい、読切はすごく面白いんだけどなあ。

 びっけ『真空融接』を最初すごく重たい話だと誤解した原因は、長野まゆみ『テレヴィジョン・シティ』との類似を無意識に感じての先入観だったのかも、と。ドナーとレシピエント。

 『シムーン』DVD8巻を購入したものの、観る時間が無い。もうすぐ最終9巻が出るので、その時に一気に観るか……その時間はあるのか?

 今野緒雪『マリア様がみてる あなたを探しに』今まで引っ張ってきた諸々が報われた、という感じ。決着とか伏線回収というより、「報われた」という表現が今はしっくりくる。最近の数巻でどうにももやもやしていたところがすっきりした、というか。ここから過去に遡及して読み直すと面白いかも知れない。「そろそろマリみてもいまいちになってきたかなー」などと思っていた己を猛省。

04-15-2007 (日)

§ なんだかんだ云って倒れたりもした。

 グループ展の搬入も終わり、一区切り付いたところで近況など。

 3月中はひたすら作品制作、というか、息切れしたり迷ったりしつつ作品制作、そしてどうにか新しい職場に慣れてきたかな、という日々でした。全く咲いていない桜をみんなで観に行ったりして。実際ぼちぼち親睦は深まったかと。というか、予想以上に自分の使えなさっぷりがあっさり見えて結構がっかりの日々でもあったりしております現在進行形で。

 で、多少〆切には遅れつつ(遅れたのか)(いやでも結果としては間に合ったし)(という辺りが社会人としての駄目っぷりに繋がってたりするんだなきっと)、どうにか描き終えて……倒れました例によって。まさに「目を回して倒れた」という感じ。発熱で目が回るってのは久々です。丸々1週間寝込んで仕事を休み、またピンポイントですごく大事な予定に穴を開けたり。髭子さんとサツキ嬢にはもう申し訳ないことを、というか僕自身がものすごく悔しいんですけどもね。G氏にもほんと近いうちに連絡したいです。そうだ、S田氏にも。って何故此処に予定表書いてんだしかも個人的な。
 で、病み上がりな訳ですが、発熱の後えらい勢いでアトピーが悪化して全身から猛烈に角質が剥がれ落ちまくり、砂男のようでしたつい数日前まで。控えめに表現して、全身が金田一耕助の頭のような状態。痒みで睡眠もあまり取れず、寧ろそっちで体調を崩しがちだったり。1度4時間遅刻で出勤、という凡そ社会人と思えぬ、というよりももう社会的人間と思えない荒業を仕出かしたり。その場で馘首になってないのが不思議、というか、それで出勤する自分も或る意味すごいよな(一応仕事はしてますよ。残業もしてるし)。

 そんなこんなで割と暗黒状態をどうにかこうにか抜けて、搬入に参加したりもして、帰りに以前の職場に顔を出して宣伝もしてみたりして現在に至ります。流石にこの後は調子も上向いていくと思う、というか思いたいです。展示はこれから本番だし。

 HOUSE OF D、手前味噌ではありますが、なかなか面白い展示になってると思うので、お近くの方は是非、また地方の方は休日に東京観光のついでにでも、一寸観に来て下さるととても嬉しいです。